今回は、単独での山菜採り散歩になりました。単独行は、少々の寂しさと不安とを伴うので、「絶対避けたい!」と言うお方もいます。その気持ちが分からないわけでもないけど、良さもあります。それは、『自由』だということ。自分のペースで自分の好きな場所を巡り、好きなだけ収穫出来ます。せっかくの自由なんだから、その辺を満喫しなくては。
で、今回の作戦は、
上流から下流まで全部調べてから、一番いいものだけ戴こう!
ということに決めていました。
A氏から聞いた情報はすごく参考になるんだけど、そのことを、この目で観察してから収穫することにしたんです。だって、山菜は足が速いんですよ。中でも、コゴミちゃんはスプリンターと言っていいでしょう。天気が良いと、1日過ぎたら姿が変わってしまいます。
そうして歩いてみると、
美しい春の日だまり
だけど、収穫には手遅れ
君たちは、明日辺りだろうね
食べ頃、採り頃に出逢えた
という感じになりました。
コースの標高差は100mあるかないかなんだけど、成長の具合が全然違うんです。これが、日に日に変わっていく。今、食べ頃のうちに採ってしまわないと、次に訪れたときには手遅れになってしまう。だから、『旬』を逃さないように頑張っちゃうんですね。
そうして、その結果、
こうなりました
手前のコゴミは、3㎏弱。食べきれないことは明らかなんだけど、これを無駄にしないための先人の知恵がある。だから安心。それでは始めましょう!
≪コゴミの調理と保存≫
以前にも書いてるんだけど、毎回、微妙に違うので記録は残しておきます。
下ごしらえ・調理の部
・ザブザブと2~3回洗ってから鱗片を落としました
・1㎏ぐらいずつ3回に分けて、各4分ずつ茹でます
・冷水にさらしてから水気を切って
・1%の食塩をまぶして、密封できる袋へ
※1回分ずつに小分けします(今回は、1袋に450~500g程)
・空気を抜いて密封
とりあえず4袋出来ました
続いて、即戦力の部です。
・水気を軽く絞って、食べやすい大きさに切り分けます
・黒ごまを摺り下ろしたらと醤油と混ぜます(各50ml)
・ここに砂糖30gを足して、『ゴマだれ』出来上がり
・食べる直前にかけて召し上がれ
前回も美味しかったんだけど、今回は、また格別。ゴマだれ効果はもちろん大きいんだけど、コゴミそのものの太さがワンランクアップしたことも大きいと思います(前回よりも太くなったの、画像で分かるかな?)。
コゴミの場合(他の山菜もそうか?)太くなるほど、香りが強くなり、トロッとした優しい食感が増していくんです。
春の香りと味わいを堪能させていただきました。
山の神様、返す返すも感謝でございます。ありがとうございました。
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