昨日は妻の誕生祝いで出番を失ったんだけど、今シーズン最高の収穫だったネマガリタケは、美味しいうちに調理しなければならない。
翌日にはタケノコご飯にすることを家族に予約。
で、作ってみることにしたんだけど、ある疑問が浮かんできた。
それは、
「月山筍(ネマガリタケのこと)って特別よね。」
「やっぱり違う!」
という声が多数あること。
確かに『孟宗竹』と『チシマザサ(月山筍=ネマガリタケのこと)』では、育ち方も形状も大きく異なる。
食べてみても違うことは確かなんだけど、どこが違うのかと聞かれると、しどろもどろになってしまうのだ。
その辺の確認もしたくて調理に臨んでみることにした。
ただ、やっぱり今シーズン初の月山筍のご飯なので、若干『映え』を意識しています。
具材を準備
※米4合に対してタケノコ300gに鶏もも250gと、油揚げ2枚(油抜き済)にニンジンの千切り(『映え』狙い)
※月山筍のタケノコご飯の場合、先端のとんがりを残すことが大切なんですが匙加減が微妙(長すぎると食べづらい。短すぎると映えない)
ニンジンは別にして、この時点で大きな違いがあることに気付かされます。
こちらは『孟宗竹』の時の画像
※酒60、醬油55g,顆粒出汁適量で味を整えます
水を足してお米の量に合わせます
用意した具材を入れてスイッチオン
こちらが孟宗竹のとき
やっぱり、ニンジンは別にして大きく違っています。
炊きあがりました(すごくいい香り!)
盛り付けると、こうなります
こちらが孟宗竹の時
どうですか?二つのタケノコご飯の違い、気づかれたでしょうか?
実は、マタギもよく分からずに食べていたんです。
ただ、月山筍の方が香りが高くて、味が瑞々しいんです。
どうしてか。
よく観察しているうちに気付きました。
そうです。画像では、香りも味も分からないけれど、色が違うんです。
月山筍は、緑色を纏っているんですね。
多分、この緑色があることで、孟宗竹では感じられない初夏の爽やかさを味わうことができるんだと思います。
ま、観察報告はこの辺までにしておいて、じっくりと戴きましょう。
今シーズン初めて食べる月山筍のタケノコご飯、堪能させていただきました。
・・・毎度の言葉になるんですけど、
山の神様、この豊かな恵みに感謝です。ありがとうございました。
もちろん、孟宗竹には孟宗竹の甘みや食感の楽しみがあるんですよ。
この二種類のタケノコは、別物として楽しませてもらうのが正しいんでしょうね。
これからもありがたく楽しませていただきます。
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