今回の山遊びで連れ帰ったのが、ミズコブともう一つ。
カワムラフウセンタケです
なにやら、菌類の学問の発展に尽くしたカワムラ先生という方がいらっしゃって、その方の功績を記念してつけられた名前なんだそうだとか。
マタギにとっては、去年初めてこの名前と食べ方を知った、最も新しくリスト入りしたキノコです。
ただねえ、「美味しかった」という印象は残っているんだけど、どんな味だったか全然覚えていないんですよ。調理方法としては、ソテーとグラタンを試したという記録が残っています。今回の場合、たったこれだけの量だから、料理は、どちらか1つです。どうする?
ポクポクポクポク チ~ン
≪フウセンタケのソテー≫
まずは、単純な料理で、このキノコの味をしっかり覚えたいと思います。それでは、始めましょう。
下ごしらえの部
・キノコの石突き(根元の部分)の汚れを落として、軽く水洗い
こんな感じ
・薄い塩水で虫だし
・キノコを食べやすい大きさに裂いて、キノコの準備はOK
・タマネギ2/3個を薄いくし切りに、ベーコン4枚を短冊に切ります
※かさ増しのため、少し多めにしました
こんな感じ
・フライパンにオリーブオイルを敷いて加熱
・先ずはタマネギを炒めて、透明感が出てきたら
・ベーコンを加えて和えます
・次にフウセンタケなんだけど・・・
ちょっと不安になったので、和えてる途中、油が一通り通ったら酒少々を加えて蒸し焼きにしてしまいました(これがないとどうなるか、少々興味がある。今後の課題)。
・中火で2分ほど
・蓋を外したら、塩コショウして水分を飛ばします
※極力シンプルな味付けにしてみました
なかなかいい感じ
盛り付けてから味見をすると、
ああ、去年の感動がよみがえってくる
香りは、マツタケみたいな主張の強さはないけど、万人受けする普通のキノコ。味は、上品な旨みに溢れています。ヒラタケと似ているかな。そして、食感は、ムキタケのような滑らかさが心地よい。これは文句なし、一級品の味です。この味ですよ!食べてみて思い出しました。もう忘れないようにしましょう。
こうなると、家族が集まってきて摘まみ食い大会が始まってしまいます。ま、旨いものの宿命だ。仕方あるまい。
本日の夕食です
豚肉の炒めものがメインなんだけど、脇を固めるのが、今回のフウセンタケソテー(右上)と、ミズコブの浅漬け(右下)、そして、左上がハナオクラのサラダです。
なかなかというか、とても美味しい夕食になりました。
改めて、山の神様、ありがとうございました。そして、ご馳走様でした。
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