山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

最後の筍料理(後編)

2022年07月10日 | 山菜料理

 信じられない早さで立ち去ってしまった今年の梅雨、そして、山菜たちの『旬』だった。

 これは間違いなく、過去に経験したことがなかったような高温のせい。しかし、それでも、

       最後に戴いた、山の神からのプレゼント

 これは、この冬の豪雪の賜。これだけ高温が続いても、まだ雪渓が残っていたから、それに守られたタケノコが待っていてくれたということです。ありがたいことです。

 さあ、それをどうやって戴くかということなんだけど、家族にアンケート調査を行ったところ、栄えある第1位は、

 タケノコ汁

 理由を尋ねると、

「文句なく美味しいから。」

「これを毎日食べても絶対飽きないから。」

ついでに

「作るのが簡単だから。」

だそうです。異論はありません。

 続く第2位は!

 タケノコご飯

だそうです。

 理由も似たようなもので、

「何回食べても飽きない美味しさ。」

「これさえあれば、おかずがいらない。」

と言った趣旨の発言が聞かれました。

以下、どうでも良さそうです(天ぷらとか、しぐれ煮とか色々あるんだけど)。

 結局、みんなが好きなのは『ご飯と味噌汁』。日本人の味なんですね。それを引き立ててくれる筍料理が一番いいって訳だ。・・・逆か。タケノコの味と香りを最も引き立ててくれるのが、ご飯であり味噌汁だってことだ。

 それでは、リクエストに応えて参りましょう!と言いつつ、この料理は、これまでに何度となく紹介しているものなので、レシピは省略します。

       初日のタケノコご飯に使った筍

 ウラ折りしたものが中心です。雪渓から少し離れると伸び過ぎてました。でも、まだイケるというものだけ戴いてきました。

 これで皮を剥いて節を外したら200g強。ちょっと追加して300gにしました。

       初日の食卓

 筍汁には手が届きません(この時、同時進行で別の料理を作成中。詳細は後日)。これでも筍の味と香りと食感とを堪能することが出来ました。

 翌日。全身筋肉痛です。タケノコ採りは、脚力だけでなく、握力、腕力、腹筋、背筋と全身の筋力を使います(進むためにも落ちないためにも)。

「なんだか、引き締まったみたい。」

と妻から言われましたが、顔はニッコリ、身体はヨレヨレです。

 夕食は、

       単純だけど美味しい人気№1料理!

       やっぱり、味と香りと食感とを楽しめます

       本日の食卓(和洋折衷なれど、異論なし)

 やっぱり、採りたてのタケノコの美味しさは特別なんですよ。

 瓶詰め保存も美味しいんだけど、残念ながら、採りたてには遠く及びません。

「美味しいうちに、どんどん戴きましょうね。」

御意!

       早くも残り僅か(新聞紙で包んだもの)

 これが、今シーズン最後の筍料理になると思います。同時に、3月から続いてきた『新芽を戴く山菜料理』の最後となります。もちろん、料理だけでなく、収穫も終了。これで、今年の前半戦は終結と言ってよいでしょう。

 ああ、振り返れば、今年も数々のドラマがあった。仲間との交流もあった。ここまで辿り着けたことに感謝しかありません。

 ありがとう、山の神様。

 ありがとう、仲間達。

 後半も楽しみましょうね。



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