本日は、『キノコ山』探訪。前回の土俵際からの逆転金星から9日目だ。この間に、標高の高い山域では降雪もあった。ということは、気温もかなり下がった。山の様子がどのように変化しているか楽しみだ。同行者はM氏である。
「ナメコもムキタケも、いやんばいに育ってるんねがい。」
「多分大丈夫だと思うんスけど、ムキタケは全部任せます。」
「何したの!」
「いや、昨日までにかなり採ったから。今日はナメコに専念です。」
「んだが。」
ということで、山に入る。
倒木が見やすくなった
赤丸で囲んだのがM氏。この木からも、ムキタケが出るようになってきた。それにしても、木の葉がかなり落ちた。
これは、元気な木
細かく枝分かれしているから、元気な木であることが分かる。
この季節になると、非常に見通しが良くなる。しかし、1本1本の木が、葉が落ちただけなのか、本当に枯れてしまった木なのかの区別がつきづらくなる。その辺も見極めながら彷徨してゆく。
ちょっとだけ見つけた
これは、前回見置きしてきた倒木から出たもの。寒くても、それなりに成長していることが分かる。
さて、もう1本はどうかな?
おおっ!
おおおおっ、ドンピシャじゃないの!
山分けにしましょう。
これで本日は十分です。そして、
ムキタケも真っ盛りでした
この辺は、最初の話通りに、M氏に採ってもらう。かなりの収穫になったみたいです。
ちょっと残念だったのが、新たな幼菌の発生が殆どなかったこと。
朝から立ち込めていた霧が晴れてくる
真っ白くなった主峰が顔を出した
「間もなく、雪も降りてくるなあ。」
「うん。」
「今年は、これで終わりかな。」
「んだがもな。」
「いやあ、今年もおもしぇっけなあ。」
「山の神様に感謝だ。」
「うん。ありがとうございました。」
振り返ってみると、7月から4ヶ月近くお世話になったことになる。
初夏のヒラタケに始まり、トビタケ、チチタケ、マイタケ、ナラタケ、ブナハリタケ、ブナシメジ、ムキタケ、キナメツムタケ、そしてナメコと、この山だけでも沢山のキノコを採らせてもらいました。山菜も色々戴きました。
キノコの栄養源になる倒木の世代交代も順調に進んでいます。きっと、来年も楽しませて貰えることでしょう。
今年の恵みへの感謝と、来年の恵みへの願いを込めて 礼。
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