山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

キノコ山 ありがとう!

2022年11月17日 | キノコ採り

 本日は、『キノコ山』探訪。前回の土俵際からの逆転金星から9日目だ。この間に、標高の高い山域では降雪もあった。ということは、気温もかなり下がった。山の様子がどのように変化しているか楽しみだ。同行者はM氏である。

 「ナメコもムキタケも、いやんばいに育ってるんねがい。」

「多分大丈夫だと思うんスけど、ムキタケは全部任せます。」

「何したの!」

「いや、昨日までにかなり採ったから。今日はナメコに専念です。」

「んだが。」

ということで、山に入る。

       倒木が見やすくなった

 赤丸で囲んだのがM氏。この木からも、ムキタケが出るようになってきた。それにしても、木の葉がかなり落ちた。

       これは、元気な木

細かく枝分かれしているから、元気な木であることが分かる。

 この季節になると、非常に見通しが良くなる。しかし、1本1本の木が、葉が落ちただけなのか、本当に枯れてしまった木なのかの区別がつきづらくなる。その辺も見極めながら彷徨してゆく。

       ちょっとだけ見つけた

 これは、前回見置きしてきた倒木から出たもの。寒くても、それなりに成長していることが分かる。

 さて、もう1本はどうかな?

       おおっ!

       おおおおっ、ドンピシャじゃないの!

山分けにしましょう。

 これで本日は十分です。そして、

      ムキタケも真っ盛りでした

 この辺は、最初の話通りに、M氏に採ってもらう。かなりの収穫になったみたいです。

 ちょっと残念だったのが、新たな幼菌の発生が殆どなかったこと。

       朝から立ち込めていた霧が晴れてくる

       真っ白くなった主峰が顔を出した

「間もなく、雪も降りてくるなあ。」

「うん。」

「今年は、これで終わりかな。」

「んだがもな。」

「いやあ、今年もおもしぇっけなあ。」

「山の神様に感謝だ。」

「うん。ありがとうございました。」

 

 振り返ってみると、7月から4ヶ月近くお世話になったことになる。

 初夏のヒラタケに始まり、トビタケ、チチタケ、マイタケ、ナラタケ、ブナハリタケ、ブナシメジ、ムキタケ、キナメツムタケ、そしてナメコと、この山だけでも沢山のキノコを採らせてもらいました。山菜も色々戴きました。

 キノコの栄養源になる倒木の世代交代も順調に進んでいます。きっと、来年も楽しませて貰えることでしょう。

 今年の恵みへの感謝と、来年の恵みへの願いを込めて 礼。



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