山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ムキタケの神髄?

2020年11月24日 | キノコ料理
 思いがけず収穫に恵まれた今回のキノコ採り。すごく嬉しいんだけど、採れば採るほど大変になるのが台所作業。
 紛れ込んできた木の葉とか汚れとかを洗い落とし、茎の根元を切り捨てます。

好ましい姿です けど

 特に写真のように、株状で採取したキノコは、付け根に汚れが残っていることが多いので、丁寧に落としていきます。

虫だし開始

 今年は、虫の発生が異様に早く、キノコの発生が異様に遅かった。そのせいか、キノコには殆ど虫がつかない年になった。とは言え、全く0と言うわけでもないので、下ごしらえは、丁寧に進める。
 あらためて見直すと、結構な収穫ですね。例によって全て下茹でして、どんな料理にも対応できるようにしておきましょう。

茹でこぼすという感じね

 これで安心。一休みしようと思ったら、家族のパソコンに異常事態が発生しているという通報。複数のソフト業者と質問と回答のやりとりを繰り返して、全て解決したのが夕方。休む暇なかった。正直眠い。外で作業する方なら共感してもらえると思うのだが、寒さを凌いだ後って、強烈な睡魔に襲われることが多いのだ。
 こうなったら、超あったまり料理を作って、身体を芯から温めてぐっすり眠りましょう。

  ≪ムキタケのけんちん汁 フカヒレスープ風味≫

 下ごしらえの部
 ・ムキタケ(400g)を食べやすい大きさに切る
 ・レンコン1個(薄切り)酢水にさらしておく
 ・ニンジン1本(5mm幅の半月切り)
 ・大根1/2本(1㎝幅の銀杏切り)
 ・里芋5個ぐらい(1㎝幅の輪切り)
 ・ネギ1/2本(輪切り)
 ・鶏もも肉150gぐらい(薄切り)

 調理の部
 ・鍋にゴマ油(大さじ1強)を敷き熱する
 ・ムキタケと里芋以外を炒める
 ・ネギの香りが立って、全体に油が馴染んだら残り2品も投入
 ・だし汁1ℓと調味料を加えて煮込む
 ※コンソメ小さじ1、酒大さじ2を加える。少し遅れて醤油大さじ2
 ※アクが浮いてくるので、こまめにすくい取る
 ・弱火にして15分ほど待機


ここに蓋をして煮込みます

 ※大根とニンジンに火が通って良かったんだけど、里芋(解凍)は、既に火が通っていたので失敗。かなり溶けちゃった
 ・火を止めてからオイスターソース大さじ1強をかけて一混ぜして冷ます

 ここで、ひと風呂浴びて、やっと落ち着いた感じ。

 盛り付け直前に再沸騰させて、アツアツを戴きます。


出来ました

 これとは別に作っておいたナメタケと銀杏も生かしての献立です。大変好評でした。
 ムキタケには、いろんな別名があるんですけど、『ノドヤケ』と言われるほどアツアツが似合うことと、『山のフカヒレ』と呼ばれる滑らかな食感が最大の売りだと思うんですよ。この辺がムキタケの神髄なんです。それを楽しみたくてこんなレシピにしてみました。
 美味しく仕上がって良かったです。
 やはり、この食材を提供してくれた山の神様に感謝ですね。ありがとうございました。


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