山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

基本は自己責任だけど

2020年12月21日 | 日記
 朝、目覚めると、身体の節々が痛い。
 これはまずいかも!と一瞬思った。
 しかし、すぐに気付いた。
 これは、新型コロナとかインフルエンザとかとは、別物でしょうね。単なる筋肉痛に違いない。


地元のスキー場(2年前の画像)

 当地のスキー場は、とりあえずホッとしていると思う。『GO TO』延期の影響は大きいと思うけど、雪がなかったら勝負にもならないんだから。


       ここにも世界の選手が集まる予定
 って、何の話だったかって言うと、筋肉痛だ。スキー場には嬉しい大雪。されど、自分の現在の実力もわきまえずに、大雪を相手に頑張りすぎた結果がこの筋肉痛だ。


我が友

 痛むところに噴射して、少しスッキリ。とりあえず仕事に出かける。
 帰宅してみると、本日の積雪は、まだ少ない。
 ここは、無理をせず筋肉を伸ばして休めて療養ですね。ここで、ギックリ腰なんてことになったら、周りにも大迷惑だ。ゆっくりと湯船に浸かる。
 考えてみると、マタギの海山遊びは、楽しんで、帰宅して、調理したり保存したりするまでは自己責任だ。結果として自分自身と家族の喜びが増えれば良いのだ。
 雪かきだって、我が家のため、世のため、人のために行うのだが、こちらも自己責任だ。自分の能力の限界を超えてしまい、その結果、人に迷惑をかけてしまっては、元も子もない。
 風呂から上がると良い香り。 


温まり料理「おでん」です

 今回は完全に妻にお任せの料理です。ありがとうね!(ちょっとだけ手出ししちゃった)
 さあ、元気がたまってきましたよ。
 多分、明日の朝も雪が積もっているでしょう。
 でも、明日はリハビリを兼ねた運動ね。以前みたいに急がず、休んで、みんなと自分自身の役に立つ雪かきを心掛けます。

寒い夜には

2020年12月20日 | キノコ料理
 すっかり雪に閉じ込められてしまった感のある当地。


周囲の視界が狭まって・・・

 真冬日になりそうな本日は、あったまり料理づくりですね。

 ポクポクポクポク チ~ン
  ≪ムキタケのけんちん汁≫

 『あったまる』で連想するのが、鍋とか汁物なんですけど、今回閃いたのは、キノコ汁。こういう料理に思い至るのは、遠い昔、豪雪地帯に赴任した新任の頃、冬場になると、地元の方からご馳走になっていたことを身体が覚えているからではないだろうか。
 保存してあるキノコの中からムキタケを選んで調理することにした。

 下ごしらえの部


 ・大根小1/2本、ニンジン2/3本、ゴボウ小1本を写真のように切りました(ゴボウは酢水にさらす)
 ・ムキタケ300gぐらいと里芋数個をのんびり解凍
 ・厚揚げ1枚とこんにゃく1/2枚は、短冊に切って、それぞれひと茹で


 ・ゴマ油を敷いた鍋で里芋以外の根菜類を炒める
 ・一通り油が回ったら厚揚げとこんにゃくも追加


 ・ムキタケとヒタヒタよりも多めのだし汁を加えて煮始めます
 ※後から入る里芋の分、汁は多めです
 ※里芋は皮を剥く時点で半分熱が通っているので後で入れます
 ・醤油とみりん各大さじ2を加えて15分ほど煮続けます
 ※根菜を柔らかくしたい


 ・ここまで来たら、ちょっと味見して食塩で微調整
 ・一旦冷まします
 ※味を染み込ませたいのとコンロを空け渡すために
 ・食事の時間に合わせて再点火
 ・この時に里芋を入れました
 ・里芋が浮き始めたら完了。盛り付けます


本日の食卓

 なんと、カレーライスが並んでしまいました。普通には考えられない組み合わせなんですけど、それぞれを創りたい人がいましたので・・・。
 食べてみると、いいじゃない!足を引っ張り合うことは全くないし、ある意味、究極のあったまり料理ですよ、これは。

 ということで、家族全員ペロリと食べ尽くして、ポカポカになりました。

 結果オーライということですね。これも、我が家らしい。

 これからは、あったまり料理を色々試す季節になりそうですね。

せかいでいちばん(さんぽうた46)

2020年12月19日 | いきもの

  せかいでいちばん  さざんかのきさき

かがみよかがみ
せかいでいちばん うつくしいのは
だあれ?

それは
あなたさまでございます


あら
なんてしょうじきな かがみですこと
おほほほ

でも

でも なんですの?

はるがくれば
しらゆきひめがめをさまします
そうしたら


そうしたら?

せかいでいちばんは
しらゆきひめです


まあ 
なんてばかしょうじきな かがみですこと
おほほほ

でもわたしは
ひすてりいは おこしませんの
だってねえ・・・

 い・ま
せかいでいちばんうつくしいのは 
だあれ?

もちろん あなたさまです

ほら これでいいじゃない!
おほほほ



 当地では、サザンカが花盛りを迎えております。

葉の深い緑とのコントラスト



青空にも映えます



ピンク色だったり



淡かったり


 でも、間違いなくマタギにとって、

今、一番美しいのはあなたです



 他の花々が休眠に入ったのを知ってか知らずか、このお方は美しさを謳歌しています。散歩していて、最も目立つ花といっていいでしょう。
 こんなに美しいあなたは、今、マタギから見れば文句なしのナンバー1です。「きさき」さまがおっしゃる通り、春の花とか、秋の花と競う必要はないと思います。
 このぐらいの大らかさを、あの物語の女王様も持っていてくれたらよかったのに(それだと物語にならないけどね)。

 ま、いずれにしても、あんまり目くじら立てないで、今ある『ちっちゃな世界1』を喜ぶことが大事なんじゃないかなと思うのであります。
 『ちっちゃな世界1』は、多分、私たちのまわりにいっぱいあるんだから。

   (このお話も前回同様、雪が積もる前に聞きました)


雪かきの効能

2020年12月18日 | 日記
 昨日は夜勤だった。車に積もった雪を下ろして自宅に向かう。


怖かったよう

 職場から自宅まで15㎞ぐらいあるんだけど、なかなかスリルがあった。マタギとしては、結構慎重に運転しているつもりなのだが、時々タイヤが滑ったり空回りしてしまう。やっぱり久しぶりだと感覚が鈍っているんですね。
 無事に帰宅できたのでホッと一息。
 そして、翌朝。アメダスを見ると、


随分積もりましたねえ

 山形市で40㎝。久しぶりの大雪だ。だけど、周りのポイントを見ると、まだまだ可愛いものですね。どれ、本日も雪かきはじめますか!
 表に出ると、昨日よりも更に多い雪。昨日寄せた雪の上に本日積もった分を重ねていく。


昨日の様子



そして、本日

 なかなかの量です。これが春になると全て溶けてしまうんだから、空しいと言えば空しい。
 でも、いいこともある。山菜仲間のM氏はもちろんだけど、お隣のFさんKさんや、この冬に越してきた筋向かいのOさんなんかとも、会話を交わしながら和やかなひとときを過ごせた。
 今年は、職場でも買い物でもイベントでも、「感染防止」が合い言葉になっている。もちろん、町内会とか隣組の会合なんかは、全て中止になって紙上報告だけになってしまった。
 奥様方はどうだか分からないけど、私なんかは、そういう会合でもないと、ご近所さんと話す機会なんて殆どない。
 その点、この大雪は、ご近所さんと交流するチャンスを与えてくれているではないか。ありがたやありがたや。
 それだけじゃありませんね。冬場になって鈍ってきた身体を使う良い体力づくりです。
 雪かきは、コミュニケーションと健康を育んでくれる有り難い天からの贈り物なのだ。

 それにしても、雪ってこんなに重たいんだっけか?これは、マタギの感覚が鈍ってるから?それとも、2年の間に体力が落ちた?
 ・・・いずれにしても、この贈り物を相手にしながら、春からの海山遊びに向けて心身を元気にしていかなければ。

2年ぶりの雪かき

2020年12月17日 | 日記
 朝、目覚めて窓の外を見る。


銀世界です

 おおっ。やっぱり積もってる。このぐらい積もったのは2年ぶりだ。
 防寒着に身を包んで表に出る。


夜明けの玄関前(before)

 既に足跡が残っている。新聞配達のお姉さんだと思う。ごめんね。雪かきが間に合わなかったみたいです。
 雪が積もったら雪かきをする。北国の住民にとっては、当たり前の生業だ。しかし、『家族が暮らしに困らないように』ということだけが目的ではない。家に出入りする人や家の前を通る『人や車が気持ちよく通過できるように』という思いやりのような気遣いのようなが隠っている。それぞれの家の住人達が玄関だけでなく、家の前の道路の雪を片付ける。


玄関前(after)だけでなく



家の前の道路をそれぞれ片付けます

 それぞれの家でこれをすると、ありがたいんですね。おかげで、お互いに歩きやすくなるし、車の運転も楽になるんです。
 雪かきをしながら、ご近所さんと言葉を交わす。

「おう!2年ぶりに降ったずねえ。」
「やっと積もったね。」
「これで、春の山にも、いい山菜出るんねがい。」
「うん!」
「楽しみだねえ。」

こんな会話を交わしながら、ひと汗をかきます。心地よい汗です。