さて、平日休みの今日はドニチカきっぷがないので、街中を中心に巡っていくことにしよう。ということで、三越→スカイホール→さいとう→らいらっく→オマージュ→富士フイルム→大通→SCARTS→ニューオータニ→STV北2条→NAKAHARA→グランビスタ→大丸→チカホ→北一条写真館→北のモンパルナスの16か所。
10時半頃、雨が上がったので出発。
■三越ギャラリー「九谷焼 北村和義作陶展」。お出かけシリーズというウサギ、フクロウ、カエルが自転車に乗っている小品はなかなか可愛らしい。
■大通美術館「川本ヤスヒロ展」。北海高校で生徒の指導に当たっているときは「独特過ぎて、生徒への影響も結構強めだよな」と思っていたのだが、個展はやっぱり素晴らしい。毎日描いているという自画像も味があるし、不思議な空間に連れていかれるような「白い道」もなかなかである。
■SCARTS「さっぽろアートステージ2024 キッズアートフェス」。アーティストと子供たちのワークショップ。
大橋鉄郎「お気に入りのものをペーパークラフトにしよう!」:この作品を誰が作ったのかわからなかったが、「No War」だよまったく。いつまでばかばかしい戦争を続けるつもりなのだろう(虐殺もあるしな)。
菊地和広「1枚の紙から世界に1冊だけの本を作ろう!」:次の写真はワークショップで出来上がった本ではなくて、おそらく菊地和広の作品だろう。
進藤冬華「自然に風景が生まれる」:子供たちが画をかいたり、遊んだりできるスペースを作る。
ま、平日昼間のせいか、人がいなかったけどね。
「特別プロジェクト サンマの「大漁オブジェ」を作ろう!」:サンマといっても人それぞれ、微妙にイメージが違うものである。
■STV北2条ビル「札幌大谷大学 芸術学部美術学科 油彩専攻作品展」。
中村広夢「辰、卯月」:辰(竜?)もさることながら、その下に広がる建造物がステキ。
札幌駅前通りから北2条方面を望む。この角のビルも取り壊されたんだ。
■グランビスタギャラリー「札幌グランドホテル開業90周年記念展」。やっぱりレストラン関係のメニューやチラシは抜群に興味深いよね。撮影したかったのだが、担当の方が展示室にいないため、写真を撮ってよいか聞くことができずに断念。まあ、年末年始にもう一回来る機会もありそうだ。
久しぶりにホテル入口にある、本郷新「三人の像”Lesson”」を撮影。
センチュリーロイヤルホテルの建物は取り壊し中。上にあるスカイレストランの周りにも足場が組まれている。
■チカホ「ボーダレスアート作品展」。
弓山諒(作品名なし):色彩の不協和音のような、調和がとれているような。
Shun「札幌市資料館」:いいね、絵画だね。私より100倍上手いな。
■北一条さっぽろ歴史写真館「南1条通」。
「冨貴堂書店」:パルコの中で営業していた時代はまだわかる。最初は貸本屋さんだったみたい。
「中央区役所前電停」:正面に北海タイムスの文字を掲げたビルがあって、これまた懐かしい。
「西24丁目」:パチンコ、寿司屋さん、ゲームコーナーと賑わっているなあ。
■北のモンパルナス「熊田満佐吾・松本五郎・菱谷良一 師弟三人展」。2019年に同会場で開催された「松本五郎・菱谷良一 無二の親友展」に続く展覧会。
熊田満佐吾「焦燥」:若人が自分の部屋で寝転んで天井を見上げる。何かしなければならないが、何をしたらよいのか。
熊田満佐吾「樫田の山・晩秋」「樫田の山8月」:どことなく中村善策の初期風景画に近い印象を受ける。
熊田満佐吾「富樫周蔵氏の像」:これが熊田を捕まえた特高の人物とのこと。一体どうやったのかわからないが、二人の間に交流が生まれ、富樫氏は熊田氏に自分の顔を描いてもらったらしい。そのためか追及が甘くなり、富樫氏も組織の中で立場が悪くなって、地方を転々としたのだとか。
しかし、この展覧会がなぜ今開催されるのか。絵画展という要素だけではなく、考えるべきことがあるのではなかろうか。
地下鉄琴似駅の近くで真っ赤な葉の樹木を発見して、なんとなく撮影。
いやー、疲れたよ。明日も出動しなくては。