いま家の近所の林などで大きな木に白い花が咲いている。
クマノミズキだ。張り出した枝に白い花序がつく姿は5月の初め頃まで咲いていたミズキと似ている。
花弁4枚に雄しべも4本、ミズキと同じ形の花だ。
今頃咲くのはクマノミズキとすぐ見当がつくが、葉が対生するのもミズキとの区別点だ。
クマノミズキのように花や葉がいっぱいの中に鳥がいても姿を捉えにくいが、
葉の少ない木の梢の方に止まってくれると撮ることが出来る。
ホオジロは長い間ここに止まって、ときどき囀っていた。
市民の森の栗の木のあたりでアカシジミを探していたら、林の方からヤマガラが移ってきた。
このあたりでヤマガラが鳴く姿を見るのは初めてのような気がする。
こちらは梢ではなく電線だけど、カワラヒワが止まって何度も鳴いていた。
カワラヒワは群れでいることが多いのだが、この子は1羽だけでいる。
親などとはぐれたのか、その声が悲しげだった。