西洋館のある元町公園と外人墓地の間を元町方向に下る坂は貝殻坂。
この辺りには縄文時代の山手貝塚や元町貝塚があったらしい。
貝殻坂の向こうは山手外人墓地だ。
幕末、アメリカ海軍2度目の来航時に戦場で転落死した水兵の埋葬をしたのが初めで、
その後も付近に外国人死者が葬られ1861年に外国人専用墓地と定められた。
外人墓地から港の見える丘公園に向かう角っ子に横浜地方気象台がある。
この建物は昭和2年に神奈川県測候所として建設されたそうだ。
何度も通っているが、今まで気象台を意識したことがなく、ちょっと不思議な気分だ。
前庭に各種観測機材が設置されている。
雨量計、積雪計、温度計など・・・
風光、風速などは庁舎屋上に設置された機材で、気圧計、地震計は屋内で測定されている。
閉館日であったので見学は出来なかった。
第2庁舎の建設工事の時に明治時代初期の井戸の遺構が発見された。
上部だけ展示されているが、本体は今も第2庁舎で井戸として残されているそうだ。