今は横浜自然観察の森も見られる花が少なく実の季節だ。
今回、いちばん多く見られたのはガマズミの赤い実だ。
小さい実だけれど密についているので遠くからも目を惹く。
中に小さな赤い実じゃなく少し大きめで毛に包まれた実がいくつもあった。
ガマズミミケフシタマバエ(ガマズミ実毛附子タマバエ)が寄生して出来た虫瘤(虫こぶ)だ。
車道に下りる階段の脇に赤い実をつけているものが見えた。
高さは1mもないが、多くの枝を横に広げている。
ハダカホオズキだ。
同じナス科の草でイヌホオズキとかヒヨドリジョウゴなども似たような実をつける。
イヌホオズキは実が熟すと黒くなる。ヒヨドリジョウゴは房に付いた実が赤く熟す。
ハダカホオズキも葉腋から複数の実をつけているが房ではない。
何より大きな違いは、ハダカホオズキの萼は横に広がらず浅い杯のようになっているところだろう。