昨年の秋に実ったものたち、今は実が弾けて種子を飛ばす時期になっているものも多い。
テイカカヅラの実は鞘が弾けて、種子がひとつだけ残っていた。
ほとんどの種子は綿毛が付いて遠くへ運ばれて、一つだけが鞘に引っかかって残っていた。
木の枝に絡んだヤマノイモの実も翼が開いて種子は飛んだように見える。
こちらはヤマノイモの仲間のオニドコロ。形は少し違うがオニドコロの実も弾けてしまっている。
足元には柿色の実が落ちていた。カラスウリの実だ。
カラスウリの実を鳥が突ついているのを見たことがない。
鳥が食べることがないまま、熟し切ると落ちてしまうものなのだろうか。
返してみると片端が破れて種子が見えて、落下の時に殻が破れたと思われる。
ほじくり出してみると6列×数段の種子が並び果肉が取り囲んでいる。
この種子は大黒様や小槌に喩えられて縁起がよく財布に入れる人もいる。