境川遊水池に行こうと相鉄「ゆめが丘駅」で下りた。
駅前が工事中で驚いた。駅の両側・周辺一帯が商店街、公園、住宅などに開発されるらしい。
駅から境川に出る途中に「左馬神社」(泉区下飯田)がある。
瀬谷から藤沢にかけて境川流域に12社が現存する「サバ神社」の一つだ。
15年ほど前に12社を巡り歩いてから久しぶりに訪れたが境内も本殿もしっかり整っていた。
一隅に「堅牢地神塔」というのがあった。
神奈川県では大地の神様として地神にたいする信仰があり、あちこちで地神塔を見かける。
堅牢地神は神仏習合により仏教に取り入れられた地神を表すものだという。
今まで気づかなかったが地神塔の中には堅牢地神と刻まれているものも多いそうだ。
手水石には奉納に尽力した世話人たちの名前が刻まれている。
慶應4年のことだが、姓はなく近隣の人たちが寄り集まって奉納したのだろうと推察される。
社殿の入口には藁苞にご飯を載せて供えられていた。
今も地域の神社として大切にされているのだろう。
お参りした後、境川に向かった。
江ノ島から13km。その間に21.8m高くなっている。
境川の堤防は散歩やウオーキングやサイクリングの人たちに人気がある。
4月初めには桜並木が満開になりコロナも下火になって安心して賑わうといいなと思う。