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横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

虫が蝕む

2021-08-02 06:16:23 | 日記



瀬谷市民の森。季節にはフデリンドウがたくさん見られる場所。
コナラの幹に何か白っぽいものが見えて木の根元には粉のようなものがいっぱい落ちている。







木の表面に穴が沢山空いていて、粉はそこから出ているようだ。
カシノナガキクイムシの幼虫が木の内部に侵入し坑道を掘ることで木屑が出てくるそうだ。

この幼虫はナラ菌を媒介し木の中で羽化し成虫になって他の木に移ることによってナラ菌も移る。
ナラ菌はカシノナガキクイムシが掘る坑道を伝って蔓延するという。







それに反応した木が通水機能を止めるので、葉がしおれたり茶色くなったりして枯れ死に至るという。
ナラ枯れ病と言われ神奈川県ではかなりの被害が出ている。
この市民の森でも被害が散見される。

カシノナガキクイムシはゾウムシ科の昆虫だという。







少し奥に入って雑木林のクヌギの木にタマムシがいた。







きれいな色をしているが果樹園の人などには嫌われている。
木に産み付けられた卵が幼虫になって幹の中に穴を掘って食害となるからだ。




コメント (2)
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