
生田緑地の日本民家園。
こちらは千葉県九十九里の「作田家住宅」、17世紀後期建築の漁家(網元)だ。

何部屋もある大きな家だ。

奥に見えるのは客用の風呂と便所。

土間には地引網が掛けられている。
作田家では大地引き網漁を行っていた。

大きな櫓も・・・作田家の大地引き網漁は2艘の船を使う大がかりなものだったそうだ。

合掌造の山下家住宅は岐阜県白川村御母衣に19世紀初め頃建設されたが、
御母衣ダム建設のため川崎市に移築して料亭として使われた後、昭和44年に民家園に移されたという。

今は1階が「そば処 白川郷」として営業している。
広い園内を見て回った後に軽く食欲を満たせる。

山田家住宅は18世紀初め富山県南砺市の五箇山に建てられた農家。
昭和43年に日本民家園に移築されたそうだ。

雪国での伝統的な雪囲いが来年3月初めまで特別展示されている。

中山道の脇往還・伊那街道に面する伊那部宿で名主も勤めた家柄の三澤家。
1840年頃の建築と伝えられる切妻造で、屋根には板を並べた上に大きな石が幾つも乗っている。

江戸時代末には製薬・売薬業をしていたようで、神農感應丸など薬の看板が掛けられている。

部屋数も多く明治時代には旅籠も兼業していたという。
そのほか明治末に建築された原家住宅のような豪邸などもあるが割愛する。
年間を通じていろんなイベントも行われているらしいので、また行ってみたいところだ。