ツバキの花を見ていた時に、どこかからモズの鳴き声が聞こえた。
近くを眺めても見当たらない。声を頼りに探すと遠くの梢にいるのを見つけた。
尻尾を振りながら盛んに囀っている。
メスだ。モズの雌が、このように囀るのは雄を呼んでいるのだそうだ。
どこかに雄がいるだろうかと探してみると背後のツバキの木のてっぺんにいた。
こちらは囀ることなく悠然としている。
雌雄は50m以上離れているが互いに気付いているのだろうか。
その後も雌は囀り続けていたが、そのうちどこか下の方に姿を消した。
雄の方も見えなくなったので、その後は分からない。
これは3年近く前に見たモズのツガイ。今回のモズたちも上手くツガイになっただろうか。