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仙石原・つつじ通りを過ぎ右に曲がった草むらに2頭のスジグロシロチョウがいた。
近所で見たときは雌がかたくなに拒否したが、今回はしばらくして2頭で空高く舞った。
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仙石原自然探索歩道はところどころに石畳の道が残っている。
さして急な上り坂もなく気持ちよく歩ける。
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歩道の両側では季節ごとにさまざまな草木が楽しめそうだ。
今回は小さな白い花を2種。まずはなんか初夏で群落を見たタニギキョウだ。
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タニギキョウ(キキョウ科)
タニギキョウは花冠が1cm弱と小さく薄い紫がかった白地に紫の筋が入っている。
キキョウ科なので雄性先熟かもしれないが、その辺のところを観察しそこなった。
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クルマムグラ(アカネ科)
こちらはさらに小さな白い花。ヤエムグラに近い仲間でクルマムグラだ。
ムグラの名前通りに群生していた。
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花の径は3mm程度と小さくアカネ科によくあるように花冠が4裂している。
茎葉が6枚輪生しているのが特徴だ。
剣突食らわす雌に小気味良さを感じもしますが、成就すれば
それも良かったねと思います。
石畳の道が残っている…ということは、もともとは石畳で整備された
道だったということでしょうか。こんな雰囲気も素適ですね。
そして、タニギキョウにクルマムグラ、どちらも小さくともすっきりと
美しい花ですね! いつかどこか出会えますように。
会えたら思い出せますように。
高く舞い上がったのは雄の能力を測ったのかもしれません。
最終的に受け入れたとは思いますが・・
石畳はいつごろの時代のものか調べていませんが、古道があったのでしょうね。長い時間の間にはいろんな物語もあったことと思います。
花たちはそういう出来事も見てきたかもしれません。