町田市の野津田町や下小山田町に隣接して図師町と小野路町がある。
その辺りの丘陵や谷戸は自然豊かで歴史遺産も残っていることから、
東京都により図師小野路歴史環境保全地域に指定されている。
里山の自然環境を保全するために地域住民の協力で営農、管理がされている。
域内には万松寺谷戸、白山谷戸、五反田谷戸、神明谷戸、西谷戸がある。
昨年行ったことがある奈良ばい谷戸は指定区域外だが、ほぼ隣接し自然豊かな谷戸だ。
今回は五反田谷戸、神明谷戸と奈良ばい谷戸を歩いてきた。
五反田谷戸の入口すぐのところにミソハギ(ミソハギ科)が咲いていた。
その先は田んぼが150mか200mほど続いている。
右に田んぼ、左に斜面を見ながら進むと、ところどころにチョウなど虫たちがいる。
これは一休みしているらしいダイミョウセセリ。
左側は山の林なのでクロヒカゲとかクロコノマチョウなども出てくる。
谷戸の奥を上がると小野路城などにつながる山道だ。
そのあたりは湿地と斜面が接していて、草花の種類が多く生き物たちもさまざま見られそうだ。
今は斜面側にオオバギボウシ(キジカクシ科、旧ユリ科)がたくさん咲いていた。
名前の通り立派な葉だ。
湿地側ではチダケサシ(ユキノシタ科)だ。瀬谷市民の森よりは紅味があるように見えた。
斜面を上がったところにはオカトラノオ(サクラソウ科)が咲いていた。
泉の森のヌマトラノオとは全く違うタイプの花つきだ。
オカトラノオは神明谷戸でも咲いていたので、そちらでもう一度見ることにしよう。
この付近では、初めて見る花も多かったので、明日以降の記事としたい。
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