海軍道路の桜の木でうごめく小さな虫がいた。
5mmちょっとぐらい。何かの幼虫のようだが・・・
上瀬谷の畑のほうに移動すると数本の大きな木がある。
それらの幹は、この季節になるといろいろなセミが集まるところだ。
この日はちょっと少なめで、このアブラゼミのほかはツクツクボウシなど数頭だった。
代わりにカメムシらしいのがへばりついていた。
キバラヘリカメムシだ。頭の先からすっと延びる黄色い筋と沢山の斑紋が特徴だ。
さきほどサクラの木で見た虫は調べたらキバラヘリカメムシの幼虫だと分った。
こちらは腹部の黒いはっきりした紋が特徴で、3齢ぐらいの幼虫だろうか。
サクラやカキ等いろいろの木を好むらしいので、近所はうってつけの環境だ。
そういえばセミも広い意味でカメムシの仲間なので、ちゃんと口吻を使って樹液を吸う。
感じたのはなぜだったのかしらと思います。自分の中でカメムシを差別して
嫌な虫の仲間に入れていたからかもしれません。
キバラヘリカメムシには会ったことがありませんが、複雑で美しい模様を
持つカメムシですね。幼虫もシンプルながら印象深い模様です。
セミが樹に口を突き立てて汁を吸っている様子、よくお撮りになれましたね。
初めて見ました!
多くの方、特に主婦の方々にはカメムシは好ましくない虫なのでしょうね。
姿も不気味なのが多いし、洗濯物などにたくさんついたり、異臭を放ったりしますからね。
でも、そういうところをちょっと我慢すると、姿・形・模様などなかなか面白いです。
ハートカメムシ(エサキモンキツノカメムシ)などは可愛らしさを感じます。
セミが樹液を吸うところは、今まで意識せずたまたま撮れていただけなので、
今度はしっかり狙って撮ってみたいと想います。