徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

渋沢栄一氏著の『富と幸せを生む知恵』を読んで

2021-02-13 21:18:23 | 本と雑誌

明日から、新しい大河ドラマが始まるがその主人公は渋沢栄一氏である。

だが、渋沢栄一と言われてもほとんど知らない。なのに、2024年の4月からこの人が新一万円札の肖像として使われる予定らしい。

それでかどうかは知らないが、この人の大河ドラマが放送される前に1冊でも本を読んでみようと思って購入して読んだ次第。(593円+税)

まず、渋沢栄一氏の人物の紹介をこの本のカバーから。

「1840年 現在の埼玉県深谷市の農家に生まれる。

 1863年「尊王攘夷」思想の影響を受け、従兄たちと高崎城乗っ取り、横浜焼き討ちを企てるが計画を中止し、京都へ出奔する。

 1864年 一橋慶喜に仕える。

 1867年 将軍・徳川慶喜の実弟であり、後の水戸藩主・徳川昭武に随行しパリ万国博覧会を見学するほか、欧州の社会、経済、産業、政治、組織などにふれる。

 1868年 明治維新となり欧州から帰国。

 1869年 静岡に「商法会所」を設立。その後大蔵省の一員として新しい国づくりに関わる。

 1873年 33歳で大蔵省を辞した後、一民間経済人として活動を開始する。そのスタートは「第一国立銀行」の総監役であった。

 以降、第一国立銀行を拠点に株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れる。

 生涯に約500もの企業、さらに約600の社会・公共事業の支援・民間外交に尽力した」とのことである。

 

次に、本文で気にいった所を自分の解釈で少し書かせていただくと、

1 人生には目的が必要で、自分の存在を「客観的」にみることが重要。

  「客観的」にみるというのは、家族や社会を優先し自己を従とみる態度。

 

2 金はたくさん持つな。仕事は愉快にやれ。

  真の幸福は金持ちになることではなく、知と徳を修め、これを磨く人に訪れるもの。

  人にはそれぞれの使命があり、才能を使い切って、世の中のためになりなさい。

 

3 「仕事がない」とか言っているのは自分が仕事をしたくないか、仕事を与えられるだけの実力がないかのどちらかだ。役に立つ人の所には磁石のように仕事が寄ってくる。

 

4 精神の根底は「至誠」。忍耐などで克己すべし。

 

5 事業が成り立つには、十分な利益の見込み、社会の利益、時代の潮流にのるタイミングと人材が重要。

 

6 孔子の論語は非常に有益。

 

以上のようなことが書かれていたと思う。

とてもスケールの大きい人のようなので、大河ドラマが楽しみである。

 


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