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大きな物から小さな物まで構成の原理

2018年12月06日 15時34分18秒 | 天文学と宇宙論
 いま生きている我々に根源的な問いがあるとしたら、それは宇宙の起源と生命体の発生する過程を知る事である。宇宙と言う極大なものから、微生物、そして素粒子と言う構成物までの間に人間は位置している。そして生命の発生過程で生まれた知能に関する現象の解析である。宇宙の始まり、それはビックバンでは無い標な気がする。それは未だ仮説にすぎない。物事の構成の原則こそ一つにはカオスを生み、フラクタルを生み、自己増殖性を生んでいる、印象としてこの世界を特徴付けると、最大の対象としてこの宇宙論がある。すべては此処に神聖なものも愚劣なものも包含される。この最大のものから書いて行くと、先ず、宇宙論があり、銀河星雲 ー 太陽系生成論 ー 太陽系惑星論 ー 惑星衛星論 - 惑星地球科学 - 地球環境論 - 生命生成論(遺伝子学)-地球環境と生命論 - 動植物論 ー 生物進化論 - 古生代の魚類 - 中生代の爬虫類 ー 新生代の哺乳類 - 森から生まれた現生人類 - 言語学 - 栽培の起源(貨幣の誕生) - 技術と蓄積 - 現生人類の自然への関与(原始宗教の始まり) - 人類の闘争(家族から氏族へ)ー 地方豪族から地方政権へ(民族こ国家へ) - 地方政権から中央集権国家へ(言語的に統一された国民国家へ) - 宗教の始まり(教祖の出現) - 武力国家(軍隊の出現)の定着 - 国家機能(官僚制の誕生) -  学問の誕生 - 栽培農業の誕生 - 土地の争い - 日本の歴史の基本に在るのは、栽培用の土地を誰がどれだけ支配するか!という問題意識を中心に起きた。歴史が始まって以来、農耕用の土地を、どれだけ私有出来るかを巡って争われた。土地=戦争の目的なのである。これが太陽系創生後の今現在の姿である。

 簡略に学問的な構成を書けば、宇宙論ー銀河系星雲論ー太陽系論ー惑星論ー地球環境構造論ー海洋論ー生命論ー進化論ー生物論(遺伝子学、集団遺伝学)ー哺乳類論ー人類学ー言語学ー文字論ー古代国家論ー中世文化論ー現代国家。宇宙論、物理学、化学、生物学、遺伝学、工学、人類学、文化人類学、民俗学、宗教論、芸能論、そして人間界を離れて、もっと微細な細菌の世界、ウィルスの世界、遺伝的分子情報の世界、有機・無機・化学の世界、つまり分子の世界だ。もっと降下しょう。原子レベルの世界、原子構造の世界、核子の世界、クオーク模型の世界、そして紐の世界、超ヒモの世界、膜の世界、最後にPlanck・scaleの世界と云う事に成る。おそらく、必然性という物は時間と関係して居る。時間の実体に付いて我々は未だ何も知らない段階だ。長い間、科学の探究方法は物を分けてゆく事であったし、それは現在も同様である。だが、事は、それだけでは最も大事な究極の問いに答えることは出来ないだろう。それは分ける事を逆に考えれば、すぐ理解できるはずだ。小さなものから大きなものへの、公正の原則は何か?という事だ。

むかし自己組織性とか自己増殖性とか自己構成力とか、多種多様な概念というか、パラダイムが流行った。それらが、目指すものは、詰る所、自然現象の構成の原則を原理を見出す事に在ったのである。この現象の特質を追及する事は、今まで果敢に研究されてはいるが、意外に難しく結論は出て居ないし、方法論でも少し行き詰まっている。原子レベルから分子レベルに世界移行し、自由度は大きく拡大した。分子レベルでの自由度は原子レベルとは比較に成らない自由律がある。

17世紀から始まる、第二次自然科学の伝統は、第一次自然科学の古代ギリシャの伝統も幾らかの継起には成って居る。デモクリトスの原子論はまさにそうだし、ディオフアンタスの数論もユークリッドの幾何学も同様だ。古代の知的頂点は、アレキサンドリア図書館であろう、エラトステネスやアリスタルコスという偉大なる人々が研鑽を積んでいた。その他にも名前の記録されて居ない智者は大勢いたに違いない。これらの伝統がローマ帝国に世追って滅び去ったあと、やく1000年の宗教という抑圧された社会が待っていた。この期間は天上の幻想に浸り、それに疑問を持つ者は殺害される時代であった。ついこの間までも共産党ファシズム社会に似ている。これが1000年も続いたら、人間は確かに退化する。
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