Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

人生の半分ちかくになったドイツ生活のブログです。

開けるのがもったいなくて。

2020-09-16 | お気に入り

日本から送ってもらった荷物には、
昨日の本以外にも楽しみにしていたものが入っていました。


とっても綺麗に包まれていて、開けるのがもったいなくなる。


さて何でしょうか・・・

桐の箱にこうやって12個がぎゅっと入っています。
友だちには、阿闍梨餅みたい!って言われた。
阿闍梨餅も食べたいな・・・(笑)


そう、とってもコンパクトな干支のセットです。
クリスマスにもなっていないのにお正月です。(笑)

鳥取のおぐら屋さんの干支です。

OGPイメージ

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おぐら屋の歴史

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クリスマスのものはドイツのものを飾る私ですが、
お正月はなるべく日本の物を飾りたい。こういう変なこだわり・・・(笑)

日本のものとこっちの色って本当に違うので、
お正月には日本の色が合うって勝手に思っています。
こっちで暮らす時間が長くなればなるほど、日本の色とかが恋しくなっている気がする。

ということで、我が家の唯一のお正月飾りでもある母親から譲ってもらった、
わんこの飾りは干支は関係なく毎年登場しています。



いつか、やっぱり干支のものが欲しいな・・・
12年に一度しか飾らないのに大きなものものな・・・
と決めかねていたのですが、先月これだ!
って思えるものに出会えて買ったというわけです。

最初に見かけた写真が、
自分の干支の虎で愛嬌のある顔をしていて、色々調べていくと・・・


あまりに綺麗に包まれているので、開けるのがもったいないので、
今年の干支のネズミと虎だけ開けてみました。

おぐら屋の祖先は木地師で、木を求めて西日本の各地を回っていました。約200年前に小椋佐兵衛が鳥取県鳥取市吉岡に腰を据え、その後山陰最古級と言われる岩井温泉に移住してきました。
「木彫十二支」は、今から約90年前、八代目小椋幸治が考案したもので、ろくろで挽いた胴体や顔などの木製部材を接着し、貝を砕いた胡粉を下地に塗り、泥絵の具で着色します。作業はすべて手仕事、同じものは二つとしてありません。現在は鳥取県伝統工芸士の愛子とともに家族で制作しています。
                                                                   ~おぐら屋さんのHPより~


木地師という職業は初めて聞くもの。
エルツのものと同じように、ろくろで作られている。
そして、日本では胡粉で、ドイツではおがくず等を混ぜたBrotteigで作られている
ものを接着していく・・・
遠く離れた国でも、似たような工程を経て手作業で作られると知り、
ますます気に入りました。

お正月に全部をあけて飾るのが今から楽しみです。


ひとつずつ包まれている紙も可愛い。


追記

弟家族のところにもこの子達がいることが判明。
嬉しい偶然です!