ドイツで暮らしていると、私のドイツ語が聞き取りにくかったり
発音が変だったりして初対面のドイツ人と話すのが、ストレスだったり、
つらい時期が最初の頃はありました。
カフェでのアルバイトした頃なんて(こっちで暮らして2年目のはず)
注文取るのがきつくて・・・っていうことはよくありました。
仕事をするようになって、毎日初対面の人と話すようになってそういうストレスもなくなったんですけれどね。
こういうことを思い出したのは、昨日こんな記事を読んだから。
問題の記者会見の動画もついています。
茂木外相、外国出身の記者に「日本語分かっていただけますか?」会見のやりとりに「差別的」などとの批判広がる
問題となったやりとりがあったのは8月28日。質問をしたのは英字紙・ジャパンタイムズに所属する女性記者だ。日本政府が新型コロナウイルス感染拡大...
BuzzFeed
外国からの人を迎える日本の窓口みたいな省である、
外務省の大臣の。。。それも定例記者会見でのやり取りと聞いて、
さらに気分が悪くなったのです。
女性記者が知りたかったのは・・・
永住者や日本人配偶者、ビザ保有者の外国人が
なぜ日本人と違う扱いなのか?その科学的根拠を示してほしいっていうもの。
そしたら、丁寧に答えるとかではなく
日本語で聞いている女性記者に対して、英語で答えて
記者に馬鹿にするなと抗議?されたので、最後に
「日本語分かっていただけましたか」っていう態度。
結局当たり前だけれど、
日本国籍を持たない人にたいして厳しい規制をしている科学的根拠については
全く合理的な根拠なんてないわけで。
確かに質問内容は少しわかりにくいかな?
って思うところが少しあったかもしれないけれど
こういう立場の人が、公式な記者会見でとる態度ではないと思う。
これが男性記者でも、同じような態度をとったのか??とか思えるし。
それでも、ネットでは記者には英語で聞いたほうが、
分かってもらえるから聞いたとしか聞こえないっていう声もあったりで・・・
これにもびっくり。
私の見方が捻くれているんだろうか・・・
(外務大臣のヤジなどを以前聞いたことがあったりしていい印象がないのは確かにある。)
日本で暮らす外国人の人は、私のように外国で暮らす日本人以上に、
本当に苦労している部分が多いと思う。
そして、私自身が長い間外国人としてドイツで暮らしているものだから、
自分の母国の外国人の人の置かれている状況に、
日本で暮らしていた頃以上に自分と重ねて見てしまう。
97年前に民間の自警団などにより、
たくさんの朝鮮人が虐殺された日でもある9月1日に、
こんな記事をネットで読むことになるとは・・・ちょっといろいろと考えさせられました。