今回は佐渡島の旅の四方山話。
ユニークなうさぎ観音
神社巡りの合間に私がリクエストした長谷寺(ちょうこくじ)。ずっと続く階段を上りながら、うさぎ観音を探す私。途中、本堂への案内板を見つけて、横道へ。
本堂の前を抜けて駐車場へ出ると、
うさぎ観音のある場所へ辿り着きました。
★うさぎ観音
観光ガイドを見ていたら、うさぎ観音のインパクトが強くて行くことにしました。ご住職に伺うと、ご本尊の十一面観音様に熱心に祈りを捧げていた檀家の方が、夢に十一面観音様が現れて願いが叶ったといいます。喜んだ檀家さんが800万もかけて奉納したのがうさぎ観音だそうです。
ご住職はユニークな方で、目に赤いレーザーを埋め込んで2キロ先まで照らせるようにしたかったらしいのですが、前回話した通り、航空自衛隊入間基地の佐渡分屯基地があって、妙見山にレーダーサイトがあります。
レーザーが警備の邪魔になるということで届け出は受理されませんでした。ご住職は夜ではなくて昼間、市街地に向けてレーザーを放ちたかったようです。夜にレーザーを放っても、お寺には夜人は来たがるものではないから、昼間にレーザーを放ってお寺に足を運んでほしいという思いだったのですね。他にも独創的なアイデアで、変わった体験ができるようです。
うさぎ観音の隣には小さいうさぎ観音さん。
案内板の内容が気になる気になる(笑)。興味を持たれた方は行ってみてください。
尾畑酒造の酒ケーキと真野鶴
度津神社の比較的そばに、「真野鶴」の蔵元である尾畑酒造があります。
お土産で人気の酒ケーキ。絶対買いたいと思って寄ったのですが、お店でしか買えない吟醸生原酒も勧められて買いました。限定に弱い😅。新潟から実家に移動する予定だったので、家族全員で飲めばなんとかなると思ったのでした😋。
尾畑酒造は、廃校になった小学校の建物を学校蔵として使っています。
佐渡島に伝わる昔話
国道350号線沿いにある「倉谷の大わらじ」。
この地区の入口と出口に大きなわらじがあります。もとは盗賊よけで、こんなに大きなわらじを履く大男がいる村に行ったら敵わないと思わせるためだと言い伝えられているそうです。同じような話で、海に大わらじを流す話もあるみたいです。海賊が、こんなに大きなわらじを履く大男がいるなら島を攻めても敵わないーーと。そんな単純な話?!と思わず笑ってしまいましたが、昔の人は純粋ですね。
佐渡島唯一の国道350号線
両津港から小木港までの区間に、佐渡島唯一の国道350号線があります。本当は国道の認定基準の長さを満たしてはいないそうなのですが、田中角栄さんの時代に、カーフェリーで車を運んでいるから海路ではなく陸路だということで新潟県から佐渡島へつなぐ海路も陸路扱いにして国道の認可が下りたんですよとSさん。新潟は角栄さんのお膝元でしたね。
備忘録を兼ねての旅のこぼれ話でした。
約4時間の神社仏閣巡りを終えると、新潟港へ向かって両津港を出港したのでした。
後少しだけ続きます(笑)。