巣鴨のさかつうギャラリーで開催中の荒木さんの作品展。先日はタモリ倶楽部にも出演されたそうで(見逃しました…)
日本を代表されるジオラマ作家様。私はジオラマは作りませんが、その繊細な作り込みと色彩感覚は憧れます。公私ともに忙しい時期ではあるのですが、あの荒木さんの作品を間近に観れる機会はめったにないことなので、時間をつくり出かけて参りました。
ここですね。JR巣鴨駅から山手線沿いに歩いてすぐ。
昔このあたりにGM巣鴨店がありまして、高校の時に小遣いを貯めてエンドウのビスタカーを買った思い出が…
早速これが…旧車のスクラップ、とても魅力的。実感的にエイジングされたクルマもいいですけど、立ち止まったワンコで時間感覚や動きが表現されて、それがまた目立たない後ろのほうにあることが素敵です。あと、降り注いだ落ち葉や枯れた草もね。
この親子、胸にぐっと来る方いませんか?わたし涙腺ヤバい。
この情景、もしリアルで目撃したら私は必ず撮影していたと思う。重油の匂いがどこからか漂っている。
ゴッサム シティ。ネット上で画像が公開されるや、これが実景なのかジオラマなのか論争が沸き起こった一品。このエアコンの室外機とか空き缶、ごみ袋の作り込みに深く感動します。
そしてラスト、これがわたしイチオシの。
ニャンコ。
ニャンコに。
ホワイトメタルのキットに、ヒゲ植えたんだって、ははは…
この、木造漁船の朽ち具合…色といい…
錆びっぷり…
そうそう、こんな風に雑草って生えてくるんだよね。
テトラポットの質感。劣化したコンクリート。
冒頭のMAZDAポーター。丸目の初期型。地元だったんで、昔はよく見かけました。
ガレージキットを加工されたそうですが、このドアまわりの錆びが浮いた感じとか…
ダッシュボードに転がったハイライトまで…
ふう。凄いです。
私は田舎電車が好きで、ずっとNサイズで作ってきたのだけど、こういう「忘れられた風景」も、とても魅力的だなと思いますです。
この方、実物への観察力と製作前のイメージをつくる力、そしてそれを具体化される工作力の凄さ、憧れますね…大変な勉強になりました。
いつか自分も、やってみたい。
なお撮影はすべてX100で、ペンタックスのクローズアップレンズを装着、感度1600にセットしてf11まで絞り込んであります。
撮り始めはオートで、フォーカスが浅すぎるカットもあります。見苦しかったらごめんなさい。