鉄道模型とテルマエの部屋

懐かしい電車と模型と銭湯と

作品展「モケイ鉄道に恋をした。」について

2020-03-27 22:25:00 | ヒビノニッキ


 
日々コロナウィルスとの戦いが激しさを増し、今週末、外出の自粛が自治体から要請されている中、実はわたくし悩んでおりました。
一緒に作品展を助けてくださるイツローさん、さかつうギャラリーさんとも相談させていただいた結果、4/18から5/6まで開催予定だった「モケイ鉄道に恋をした。」は日程を延期させていただくことにしました。
予想以上の観に行きたいとの声、誠に嬉しくありがたい思いでしたが、それだけにコロナ禍が落ち着き、スッキリ楽しい気持ちで観ていただけたらと。
部屋に閉じ籠ることが増えそうなので、模型製作は進みます。おそらく来年になると思うのですが、質量ともにパワーアップしてご覧いただけることを目指して頑張ります。
まずは、お詫びをば。


2020年3月28日追記
改めてご報告いたしますが、2021年2月6日から20日まで、巣鴨さかつうギャラリーでの開催が決定しました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

片ボギー気動車をつくる その2

2020-03-25 09:35:00 | 工作記録 津田沼第二工場


適当なプラ角材をカットして、オデコにガッチリ接着します。プラ板積層でも、エポキシパテ充填でもやり易い方法でよいと思います。
なんでしたらおまけでついてくるホワイトメタルのパーツを整形してもOKですよ。
プラ材はエバーグリーンのが柔らかくて削り易く、作業が進みます。


まず屋根の断面に合わせて整形。耐水ペーパーの粗めのを(作例では#180から#400)を用いてスムーズに。よく言われることですが、ペーパーは作業しやすい細長い板や棒に、両面テープで貼った方が作業しやすいです。


オデコのカーブは写真を見ながら、カッターナイフで粗方削り出し、耐水ペーパーからスポンジヤスリの粗めから細めで研磨するとカッコよく仕上がりますよ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

片ボギー気動車をつくる その1

2020-03-23 09:10:00 | 工作記録 津田沼第二工場


季節は間違いなく春なのですが、コロナ禍に揺れる日々が続いております。本当にぐったりしますね。なんとかはやくおさまり、身の回りだけでなく世界の人々が安心して暮らせる日が来ることを願っております。







四国の松山にNさんという方がいらっしゃいまして、彼がkitcheNの車体素材を初めて組むと聞きました。
以前からちょっと作り方のポイントを書いて欲しいと言われておりましたので、少しだけ。
エッチング抜きと折り曲げで作られているので、丁寧に車体裾のタブをプレスして、車体の外側と内張りをピッタリ密着させます。
2枚目の写真のように、木の棒で押すと車体を傷つけずに済みます。
きっちり密着したらアロンアルファ耐衝撃タイプを車内側から流して接着します。
何かの上、例えばマスキングテープの上に出した接着剤を爪楊枝か精密ドライバーの先端に取って、屋根側から流していきます。この時左手は内張りを木の棒か何かで軽く押さえておきます。屋根側が終わったら車体腰板に開いている丸穴に流して完全に固め。
接着作業はハンダ付けでも良いですが、ワタシは車内がハンダでベタベタに汚れるのが嫌いなので、耐衝撃瞬間接着剤を使うようにしております。
前面の内張りを相手方に嵌めて接着したら、前面を切り出してテープで仮止め。きちんと位置出しが出来たら接着剤を流し固定します。
ここは作品の仕上がりを決定づけるポイントのひとつなので、くれぐれも慎重に・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サクラガサイタヨ

2020-03-20 08:50:00 | ヒビノニッキ



早くみんなが安心して暮らせますように。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020/03/15 初めての作品展を開きます

2020-03-15 12:12:00 | ヒビノニッキ


小学生の頃TMS(月刊鉄道模型趣味)に出会い、世の中にはこんな精密な模型があり、それを自分の手で作り出している人がいることに心底驚きました。301号と、自分で初めて買った312号は、もしかしたら人生のヴァイブルだったのかもしれないです。
当時手元に学研の図鑑「機関車・電車」というのがありまして、1/150くらいの手書きのカラーイラストがありました。それを見ながら初めて作ったのがラッセル車のキ100。カタチがとんがっていて如何にも小学生受けするものだったことと、マジックで黒くぬればよいので塗装が楽そうだったから選んだ車種。
接着はどうしたのか・・フエキ糊でも使ったのか、古ハガキから作ったキ100は、噴き出しそうな出来でしたが工作の楽しさは存分に味わうことが出来たのです。
その後は図書館に置いてあった「模型とラジオ」のHOゲージ工作にはまりました。小学6年生の夏休み工作に選んだのは初代京成AE車。車体は白ボール紙をカッターナイフで切り出し、R部分は母の裁縫道具の中にあったボタン抜き。
屋根と前面はバルサ。パテを使った目止めは上手くいかなくて、前面はゴツゴツになってしまいました。マッハの塗料を筆塗りして、台車はカツミDT32。時間とモチベーション切れで2両しか出来ませんでしたが、楽しかったです。今もよく思い出します。
その後はGMキットの組み立てや、完成品の色差しや精密加工をぼちぼちやっておりましたが、当時のNは20メートル級の編成モノが主体で、だんだんやりたいこととやれることの解離が生じてしまったのです。
ちょうどその頃各地のローカル私鉄巡りを始め、15メートルクラスの小さな釣掛電車が里山や小さな町を走る姿、車庫に憩うオールドタイマー達に痺れておりました。HOであれば工作しやすく、パーツも沢山あって現実的でしたが、ひとり広島から千葉に出て来た身には、なかなか模型に資金も時間も割けず、次第に模型に触れることも無くなっていったのです。
公私ともに最悪の事態が続き、ボロボロになっていたある日、立ち読みの雑誌でアキバにGMが開店したことを知りました。早速訪れ冷やかしているうちに、ある棚にあった透明な小さな箱に気づき手に取ると・・
「うっ、これは?蒲原鉄道モハ11のキットなのか?今はこういうのが製品にあるんだ!kitchen?初めて聞いたけど、すごくシャープなエッチング!買おう!」
いままで乗工社のEF53くらいしかブラスキットを完成させたことがないのに、無謀としか言えませんが、1年がかりでなんとか完成させることが出来ました。「ローカル私鉄のオールドタイマーを1/150で揃える」というテーマが見えた瞬間です。それからは怒涛のごとく工作に勤しんでおります。人生で本当に楽しめる目標ができた私は、幸せだと思っております。
模型工作を再開して15年あまり、そろそろそれなりの数が手元に揃いました。テーマも「ローカル私鉄のオールドタイマー」「少年期に故郷で親しんだ車輌たち」「地元の京成/新京成の70年代までの電車」と増えて来ました。

実は今回ご縁がありまして、巣鴨のさかつうギャラリーで作品展をやらせていただくことになりました。精密ではないですが、塗装の美しさや線を揃えて綺麗に見せることは徹底的にこだわっています。コロナ騒ぎがいつまで続くのか、この状況の中で開催するのはいささかアレですが、もし宜しければ観に来てください。
なおTMS3月号に素晴らしい仕上がりの農村風景レイアウトを発表されたイツローさんが、この作品展の為に展示台を作ってくださいました。超絶なススキの草むらや白樺の林。シャープな建造物。実感的な線路まわり(ベースはトミックスの道床付レールです!)
主宰者の私が在廊する日は、確定次第こちらへアップします。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする