二度目の尾道。穏やかな瀬戸内の午後、千光寺ロープウェイに乗って山頂へ。
X100Fのミニチュアモードをセットし、尾道水道を往く船をパチリ。あー、いい眺めだ。
徒歩で階段のある急な坂道を下りながら雰囲気ある様子をパチパチ。あ、今回訪れたもうひとつの目的は、数軒残る尾道のテルマエに入ること。なにしろ駆け足で訪れているので、すべてをまわる訳にはいかず。
調べましたら駅の北側にひとつ、お手頃なのがあるじゃないですか(*^^*)
踏切を渡り裏口へ。道なりに歩くと商店街が現れます。こちらは観光客が訪れないエリアなので、全く浮わついた雰囲気がありません。
歴史ありそう・・・
どーよ、たまらんじゃろwわし、たまらんですw
ファサード部にデザインされていました。こだわりを感じますね!
これ、すごいでしょう。こんなの初めて観た。
お店はこんな風。歴史ある造り酒屋。
看板のアップ。凄いです。小瓶を直接看板に嵌め込んでます!
人との比較。いや、ほんとに素晴らしい!今度はここでお酒を買いたい!
他にもいろいろありましたが、後ろ髪をひかれつつ先へ。イオンがありまして、その先すぐに。
おお!
営業日、時間を改めて確認。大丈夫です。
もうひとつ。
正面。右書きファサードがイカす!見た目新しい建物ですが、中身はかなり年季の入ったもの。
真ん中に縦書きでチラリと見える看板が気になります。
何があるのか?本日営業日ということか?うっかり若女将に聞きそびれました。
これから大栄湯にはいりに行かれるかたがありましたら、是非聞いてワタシに教えてくださいませ(*´ω`*)
後ろにまわると煙突が。可愛らしい大きさ。
中は番台式。先ほどのように30代くらいの若女将に、広島の公衆浴場料金430円を払いました。
中は大変綺麗に清掃されていて、木で出来た年代物のロッカーがいいんです。正面にでっかく「三」
「十一」「二十九」などと黒々書かれていてカッコよくて悶絶。
開けましたら小さな簀がちゃんと引いてありました。
あとで若女将に伺ったらお祖父様が創業時に設置されたのをそのまま使われてるとか。とかくこういうのは破損したのがそのままになっていたりしてやるせないのですが、非常に美しく保たれていたのが印象的。
浴室は関西系らしく楕円形の湯船が真ん中にレイアウトされ、左右にカランがあります。
湯船は浅湯1/3、深湯2/3。どちらも41度くらい。ゆっくり浸かるには適温(*´ω`*)細かく美しいタイルがよいです。
カランは右4基はシャワーなしの旧タイプ。奥に鏡だけ残っている所もあったので、かつてはもっとたくさんあったのでしょう。
左は4/3と別れてレイアウト。スーパー銭湯なんかによくあるタイプです。ピッチも右より広く、中普請のときにやり直したのでしょうか。
壁は白いタイル貼りでペンキ絵は勿論ありませんが、つきあたりと右の壁にA4サイズくらいの富士山と美保の松原らしい絵がタイルに描かれておりました。
それよりとても気になったのが右の壁の中央に入浴心得のホーロー看板が掛けられていたのですが、スポンサーがナショナルの電球。
広告としては珍しくありませんがそういう広告つきの入浴心得看板が浴室に掲げられてるのはけっこう珍しいです。
この店は他にもいろいろ珍しい広告が残されております。是非一度ご覧になることをお勧めします。
なかにはめくりの可変式もありました。
洗面器は黄色ケロリン。ただしひとまわり小さな関西式。
すっかり堪能しました。最近はしまなみ街道を走破された方もよく立ち寄られるそうです。ゆっくり、ゆっくり、やっていって欲しいですね。