鉄道模型とテルマエの部屋

懐かしい電車と模型と銭湯と

PM2号の大糸線風電車を作る その9 完成しました

2021-11-26 08:21:00 | 工作記録 津田沼第二工場


伝説の塗り分け塗料の表紙だったプレイモデル2号。いま思ってもTMS別冊の中で最も面白かった夢のある号でした。
ブルートレインの編成例記事のあと、87分署の方が作られた電化非電化接続の駅セクション「咲花駅」
そこに佇んでいたスカイブルーの旧型国電、発売されたばかりのGMキットを美しく組まれた4連に惹かれたのはワタシだけではなかった筈です。
ツカチャンから快気祝いに譲っていただいた黎明期のキットを、あの記事をイメージして仕立ててみました。








クモハ43004。以前に書いた通り、プレイモデルの記事に憧れて敢えて前パンの姿で作りました(部分低屋根が苦手なので…お好きな方、すみません)
キットはクハ47100だったので、前面窓を広げ木製窓枠に直しました。クハ55と2連で走らせることもあろうかと、この車輌に動力を組み込んであります。
基本的に素組でして、これは間違っているのでは?みたいなディテールも敢えてそのまま。
避雷器と炎管はカトーのパーツ。これは共通です。パンタはトミーのPS11を取り付け穴を新設して設置。屋根がちょっと寂しかったので0.4と0.3の真鍮線で配管を簡単につけてあります。






やはりサハ45は欲しかったので、これだけは新しくキットを購入しました。合いがよく組みやすいですね。
トイレ窓の埋めは目立ちますが、まあ満足しています。例によってメンディングテープで曇りガラスを表現。
屋根端の足掛けはパーツが入っていましたが、迷った末に取り付けないことにしました。
床下機器はわざわざダイキャストのに交換。一部を糸鋸で切り取り、鉄コレのパーツでディテールアップしてあります。
暇をみて内装をやりたいですね。真っ赤なふかふかのクロスシートを付けたいです。








クモハ51。屋根のイボイボが強烈です。400番のペーパーでヤスリましたが、なかなか消えず苦労しました。屋上機器はクモハ43に準じております。作用管は0.3ミリプラ棒を用いましたが塗ってしまえばそれとわかりません。
真鍮線の在庫が切れたので使いましたが工作ははっきり言って面倒でした。
このキット、43や55とは設計センスが全く違うのも面白いです。








クハ55001。こんなナンバー大糸線にはおらんよ!て言われても知りませんw
この平行世界では国鉄時代なんかの事情で関西から流れてきて、ここで生涯を終えたようです。
運行表示窓は腐食が著しく、転入時にHゴム支持に改造されたようです。
…PM2号で一方の先頭車はこの形態で、この編成ではこれでなくてはなりませんでした。
運行表示窓がHゴムの車輌は側面戸袋窓もそうなっているようでして、このように片方だけ改造された車輌は無かったかもしれません。
この前面は魅力的に仕上げられたと自分でも思います。GMキットの本来のポテンシャルを活かせた仕上がりになりました。
車体側ジャンパー栓はパーツは使用せず、ランナー引き伸ばし線と0.3ミリ真鍮線で表現しました。
全車輌に共通した部分として、トレーラー車はカトーのスポーク車輪を奢り、台車はクモハ43は鉄コレの側枠利用。
クモハ51はカトーTR23。床に集電板をスルーする穴を開け。なんとなく大柄で彫りが深い感じがDT12ぽいです。
クハとサハは鉄コレTR23。線が細くて華奢な感じがそれらしいです。






傷消しをサボってちょっと後悔しておりますが、ダイキャスト床下を何十年振りかで使いました。
同世代の方はわかって頂けると思いますが、子供の頃GMキットを組むとこの床下機器の取り付けに苦労したものです。タップなんて持ってないし何処で売ってるかもわからないから、無理矢理取り付けビスをセルフタッピングしてちゃんと付かなかったり。
いろいろ思い出します。今はタップがちゃんと使えるオッサンになりましたよ。よかった。


吊掛電車が去り、遠くで踏切の音が止んであたりはしんと静まりかえりました。
もうすぐ夕方、何処からか夕餉の準備か美味しそうな香りがしてきます。
「帰ってきたウルトラマン」の再放送に間に合うように、少し急いで帰らなきゃ。








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PM2号の大糸線風電車を作る その8

2021-11-23 09:53:00 | 工作記録 津田沼第二工場









工作台まわりの整理整頓をいたしまして、4日ほど工作お休み。
作品を入れたブックケースや資料、掲載誌が増えてきたので美しく収容したくなりまして。
ニトリのカタログページを睨めっこしながら、よい収納を探しました。結局廉価で見栄えよく、収容力に優れた食器棚wを見つけ、二つ購入。同時に机まわりも徹底的に整理と清掃をして作業効率の改善(モチベーションアップとも)
2DKでくつろぐ部屋と共用でして、嫁様の絶対なる理解がなければ工作なんてできません。
ほんと感謝です。




付属の幌を取り付けます。今はもっとよいパーツがあることは重々承知しておりますが、全体をジャーマングレーに塗り全体をフラットアースでウォッシングしてあげればまだまだいけます、というかイカしたい。
テールライトレンズをマッキーで塗り塗りし、カトーのヘッドライトを付けました。
今回は内装はやらないことにしましたので、あとは窓ガラスですね。

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IORI工房・木草BUNKO・梅桜堂の世界

2021-11-17 06:51:00 | ヒビノニッキ


秋が暮れていきますね。

久しぶりに坂本さんのお店に遊びに行きました。ジオラマメーカーさんと作家さんの五人展。いや眩しく面白かったです。

まずは情景ジオラマ作家の大嶋了さんの作品に圧倒されました。

嫁入りなんでしょうね。

舟に乗る花嫁を祝福しようと集まる人々。

建物の裏手でフラフープに興じる子どもたち。


建物の一室。良いね。



マルチカプラーでお馴染みのpoch。工房さん。

鋭い観察眼。コンクリートの劣化具合と、植生の実感。

すげ。

なんだろう…本当によく観察され、それを表現される力をお持ちなんでしょうね。

この銅板貼りのの質感…ねぇ。

観てて快感です。木部も凄いのよ。ちらっと後ろに見える鉄橋もよかったなあ。
出来ればお会いして話したかったです。


再来年の私の作品展、なにか車輌でないものを発表したいと思いました。


よい。


いつもお世話になっているIORI工房さん。
ストラクチャーはまだ組ませていただいてないのですが、近いうちに。


あー、いいなあ。



梅桜堂さん。トタン小屋を買わせていただきました。今回は作家様としての作品をじっくり。

10代の頃親戚の鉄骨屋でバイトしてたことがありまして、その頃よくトタン貼りをやってました。束で仕入れそれに穴を開けて、ビスでトタンを止めるのです。

いまもあるのかな、トタン。懐かしいですね。
枯れ具合がとても素敵な作品たち。


今の季節にぴったり…日向ぼっこしたい。

どうですか?空気感が伝わってきますよね。

傍らのトタン小屋の質感…優しい空間。この場のひと時の輝き、桜の季節。

セイタカアワダチソウ、ススキ。



木草BUNKOさんの作品は憧れです。いつか自分の車輌を並べてみたい。

21日まで開催されてます。木曜日はお休みということで、もし予定が合う方は是非生でご覧ください。得るものがあります。




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PM2号の大糸線風電車を作る その7

2021-11-16 22:48:00 | 工作記録 津田沼第二工場


本当は塗装前にやっておけばよかったのですが、クモハ51の前面窓(Hゴム側)の抜き勾配を修正しました。
窓の寸法に合わせて檜棒カットし、、それに320番のペーパーを貼って削ります。
Hゴムにクレオスのガルグレーを差し、窓断面にタミヤエナメルの艶消し黒を塗りました。

手持ちのGMインレタを並び替えてレタリング。
クモハ43004なんて大糸線にはおりませんでした。ワタシはクモハ43や41がパンタを後ろに移設して低屋根化した姿が好きになれず、43004が身延線を経由せずそのまま大糸線に投入された世界をでっち上げてみました。
件のプレイモデルの記事で前パン/スカイブルーの43に痺れていたのが大きいです。



クハ55が進みました。アキバGMでボナファイデの嵌め込みガラスを売ってるのを見かけ、即買いしました。
アクリル切削なのか、非常に透明度と平面性に優れていて好印象です。
これも窓の抜き勾配を修正しないと裏から嵌まりません。
運行表示窓はガルグレーでHゴムを塗った後、GMのガラス(塩ビ板)を切り出して裏をクレオスサーフェイサー1200グレーで吹き、乾燥後タミヤクラフトボンドで接着。
ちょっとカッチョよく出来て、眺めてニヤニヤしております。

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川越ぷらっぷら

2021-11-12 15:31:00 | 旅、また旅
初めて行った川越(通ったことはありましたが)楽しかったです。特に裏通り。



















































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