ジブリの映画が凄く好き!という訳ではないのですが、今回のは予告から気になっていましてね。
「千と千尋の…」以来、本当にひさしぶり映画館で観て参りました。
以下ネタバレちょろっとあり。もしもトンチンカンなことを書いていたらごめんなさい。
わたしの尊敬する物書き様もSNSで指摘されていたことなのですが「丁寧」という言葉に相応しい作品だと思います。冒頭の主人公杏奈の心情描写、背景の美しさ。ひとりひとりの登場人物のキャラクター。
杏奈ともうひとりの主人公マーニーの描かれ方。キャラクターひとりに入れあげることはあまりないわたしなのですが、マーニーには本当にイカれてしまった!
ジブリって作品全ての台詞がこんなに美しい言葉で満たされてたっけ?
ときに刃の台詞、辛い描写がないわけじゃないけどね。
暫く会えなかったふたりが再会して、森にキノコを取りに行く場面、そして最後にふたりが会う場面は涙なしでは観れなかった。アニメってここまでやるのか!出来るのか!と、思いました。
鉄オタ的には冒頭の杏奈が乗る283系やキハ54の丁寧かつ情緒的描写。要所要所の食べ物の美味しそうなこと。
沼の水、雨、風や嵐、草の触れた感じ。
全てがこだわりをもって描かれていて、これをリードしてまとめられた方は尊敬できるなあ、たとえ商売であったとしても。
そんなわけで、是非機会があればご覧くださいませ!