今年は秋の訪れが駆け足なようで、既にエアコン要らずな陽気です。
全国的に観ると異常気象が目立ったこの夏。災厄に見舞われた地域も多かったようですね。
このひと月まともに陽射しのなかった地方も少なくなかったようでして、本当に子供さんたちにはお気の毒でした。
わたしの実家、実は広島の安佐北区でして、報道を聞いて肝を冷やしましたよ。朝、何度電話しても出ない。昼も出ない。夕方掛けても駄目。
こりゃもしかしたらヤバいかも、よくて避難所、悪いとアレだ、と観念していましたら夜になって電話が掛かって参りましてね。
「あんた無事だったんね!なんで電話に出んのよ!」「何事もなく仕事にいっとったんよ、ケータイ家に放り投げとった、いつも通りに」
つくづく無駄に心配させるジジイだ全く!非常時なんだからケータイ持ってでろっての。
ご心配かけた向きもおありかと思いますが、全く無事でしたわが実家。ありがとうございます…
それにしても旧地名「八木蛇落地悪谷」こんな凄い地名、見たことない!わたし長年広島に住んでましたが聞いたことありませんでした。この場合蛇って土石流の流れ落ちた様を表すんだろうなあ。
知らずにここに家を建て住まわれていて被害に遭われた方々、心より御悔やみ申し上げます。
こういう危ない場所、もう場所が殆どわかっているそうで、公開すべきだと思うんだけどなあ。
さて今日は御休み、検見川の梅の湯を目指します。2年履いたスニーカーがいきなり壊れるトラブルに見舞われましたが何のその。
構内踏切萌え。検見川駅は、隣の普通の踏切の方が幅が狭いのが変わってます。
駅前は相変わらずガラーン。JR新検見川駅前の賑わいと対照的。
表通りに出ると、味わい深いお店がパラパラ。昔はにぎわったんじゃないかな。
暫く歩くとこんな看板がございましてね。
ついたついた
はばーん!
この奥でお湯をわかしているようです。
塀に宣伝がw
店主の優しい気持ちが伝わります。
さて中へ。千葉では稀少な番台式。女将さん、雰囲気ある方です(*´∀`)
なかはそこそこの広さ。きちんと掃除されていますが販売品のカップヌードルや店主が撮影したと思われる検見川名物の大賀ハスの写真が並び、雑然とした印象を持たれる方もあるかもです。
洗い場から斜めにゴムシートが引かれ、露天風呂に繋がっております。露天風呂には更衣室を横切って入るわけです。
島ロッカーの上には水槽があって、たくさんのメダカが愛らしい。
洗い場に入りますと…おお、なんと素晴らしい!2013.10とサインの入るペンキ絵は、丸山絵師のかかれた陸前高田の一本松!
皆様にお見せできないのがとても残念ですが、とても見事なもので、暫く見入っておりました。
これだけでもここに来る価値のあるものだと思います。
資料だと女湯側が一本松で男湯は富士山だとあったのですが、描き直されたのでしょうか?
構図も微妙に違う気がします。
見た目は古びた銭湯ですが、なかは美しいよいお風呂。向かって左が手前に大きく張り出したあつ湯。わたしが入った時はラベンダーでした。これ好きなんだなあ…
頭上の壁には防水処理されたとおぼしきハスの大きな写真。洗い場のより見事なものです。たぶんお気に入りなのでしょうが、なかなかよいですね。
そしてならびのお湯は、アワアワなぬる湯がふたつ。かなり強力な泡風呂でして、もう浴槽は泡でいっぱい。
ここは井戸水を濾過して薪で焚いてるようで、非常に湯の質がよく感じます。いつまででも入っていたくなりますね…
カランは浴槽を改装した影響か、ちょっと変則の5(3/4)4。
ケロリン桶や椅子はまあ普通。
上がると番台は御主人に変わっておられますが、ニコニコ感じのよい方です。
とても快適なテルマエでした。お勧めできるお風呂ですね!