このブログを始めて足掛け4年、60湯目は激渋湯。
未だ旧タイプの駅名票が健在な、京成町屋を降りまして。
最新鋭8900が行き交う都電へ。
前形式に較べると1980年代の軽快電車チックなディテール。シンプルで実用重視ということでしょうか?
こちらも8900。吊掛車は一度も見ませんでした。
二駅乗って東尾久三丁目の電停で降りると、既に煙突が見えて嬉しい。
奥に見えるの、わかります?
実に素敵。次は此処で飲もう。
呆気なく着いてしまいました。渋渋(*´ω`*)
この石段を上る感じがいいね!
入口前に佇むこの石はなんだろう?
素敵な錆び具合。
あんまり煙突がカッチョよく写せる場所がありませんでした。
入口上、格子。手が込んでいます。
中に入った感じはこんな風。戦後間もない頃に建てられたそうで、この造りは時々見掛けますね。
イイカンジ(*´ω`*)
番台には旦那さんが。なんとジャケットを着られてバリッとした感じで座られておりました。カッコいいなあ!
脱衣所の床はピカピカ、柱も格子天井も黒光りしており、気持ちよいことこの上ないです。
昔の電気工事店の広告以外は飾り気がなく、凛とした印象。
浴室に入りますと、突き当たりに浴槽が3つあるのはセオリーですが、左端だけが手前にせり出す形でやや大きく、浴槽の底にタイル絵で鯉が4尾、見事に描かれております。とても眼福です。
真ん中はジャグジー、右端の座り湯にはレモンが!
数えたら9つありました。あとで伺ったら毎日入れてあるそうで、とても爽やかな雰囲気を醸し出しておりました。
湯温は44℃を指していましたが体感はそれより少しだけ熱めの印象です。
そしてペンキ絵は中島絵師の王道、富士山と桜。
女湯との境にはタイル絵でアルプス?でしょうか、美しいです。
椅子は久し振りに緑のM字。シャンプーなどはありませんでした(貸しタオルあり)
出掛けには番台が愛想のいい女将さんに替わっておりました。
ここは予想以上にレヴェル高し!また行きたい銭湯です(*´ω`*)
帰りはあと僅かな出会いの千代田線6000系で。