鉄道模型とテルマエの部屋

懐かしい電車と模型と銭湯と

北陸鉄道 EB123

2022-10-08 21:31:00 | 工作記録 津田沼第二工場


ノス鉄三弾に電車改造機関車が含まれていることに小躍りしておりました。
今回は予算の関係で電車機関車だけバラでふたつ買い、カトーのBトレ動力を仕込むべく作業に取り掛かったのです。


こんな感じで切り継いであります。車体長さが57ミリになるよう、糸鋸で切り刻みました。



今回は完全に平面で継ぎますので、少しでもズレがあったらかなりみっともないことになります。
目視と触感で注意しながら継ぎました。接着はタミヤ白キャップで仮止め。耐衝撃瞬間接着剤で固定。裏の動力止め(内側の真ん中にある帯材。面から約4.5ミリの位置に付けました)で接合面を補強。
一晩おいて切り継ぎをチェックして、もし僅かでもズレがある場合はバラしてやり直し。この車両だと2回やり直してあります。
よければパテがわりに耐衝撃瞬間接着剤を盛って削り、溶きパテで仕上げ。
まず切り継いだことに普通は気づかれないですね(ある意味苦労がわかってもらえないw)

屋根も同様に切り継ぎ仕上げます。この段階で車体に接着しておきました。 


実物写真を見ると、非常に腰高感がありますので、動力ユニットの床板の側面が下部に露出するようにしました。そのままではアレですから、0.5ミリプラ材で台枠と補強をつくり床板側面にクレオスセメントSでガッチリ接着。


これは完成後にバラしたものですが、様子がわかるでしょうか。台車は元のをギリギリ(集電板の先端が見えるまで)ヤスリ取り、鉄コレTM-11Rなどに入ってるブリル21Eをこれまた薄く削ってゴム系接着剤で貼り合わせました。


屋根は櫓があるようなので、エバーグリーンの筋目板とタミヤの0.5ミリでちゃちゃっとこさえました…と言ってもなかなか上手くいかず、これも五つは作りなおし。本当こういうのはしつこさが大切だと言いたいw


0.3ミリ真鍮線とマッハの割りピンで配管と解放テコ。カプラーの傍にあるリベット打った帯材は、GMクモハ12のウィンドヘッダーから切り出してあります。ちょっとずつディテールが盛り上がっていくのは楽しいですね。


下塗りはクレオスサーフェイサーのマホガニー。乾燥してからタミヤラッカーのLP-18ダルレッド。屋根をタミヤラッカーLP-14舞鶴海軍工廠グレイで塗りました。

この車輌のチャームポイントである前面窓のHゴムは、クレオス#11ガルグレーを面相筆で丁寧に。女性の化粧みたいなもので、これが上手くいかなければ全部駄目だというくらい大切。

車体裾を中心に、タミヤラッカーLP-74フラットアースをやや強めに吹きました。

屋根にも。タミヤエナメルのフラットブラックで立体感を出し、パステル粉で更にニュアンスをつけます。汚しではなくメーキャップです。







キッチンの上田インレタを拾ってレタリング。
ヘッドライトにクロームシルバーを差し、余剰の鉄コレから召し上げたテールライトレンズをタミヤクラフトボンドで固定しました。

ちょっとした貨物列車。
パンタは手元にあったモデモの江ノ電600のジャンクを整備して使用。

中身はこんなです。Hゴムではない中央の窓は敢えて裏から貼って、引っ込み具合の差を表現しました。

不要なカプラー部分の欠き取りはそのままでしたがやはり気になり、0.5ミリプラ材をぴったりに細く切り出し、フラットブラックに塗っておきました。



床下の様子がわかる資料が無く、スカスカのまま。何か出てきたら追加加工をしようと思います。






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