けっこうカッコよくない?
結局手摺りはオリジナルのは使わず、まず方眼紙に原寸図を描き、0.4ミリ真鍮線を曲げたり切ったりして原寸図に貼り付け、40wのコテでハンダ付けしました。
ガッチリついたのを確認してから、ひっくり返しハンダを流した面を裏返しにして取り付けました。本当は「フ」形の出っ張りが貫通側に付くのですが、自信が無くて省略。
デッキ部の車体への取り付けも、初めてのことで緊張しましたが、元の設計の確かさで歪み無くできました。
さて、今回塗装はクレオスサーフェイサー1000のマホガニー色を上塗りにも用いています。
友人の松本さんから仕入れた情報ですが、艶消しの美しい調子がかねてから気に入っていたので真似してみましたwそして塗り上がったあとタミヤエナメルのミディアムグレーとフラットアースを極く薄めてエアブラシで数回吹きますと、狙っていたゴボウの皮のような質感というか、手入れの行き届かない木造車のカサカサした感じがどうにか表現出来たと思います。
ナンバーは「ハニ3」としました。自社タイプということで、加悦のアレとは似て非なる車両という設定。普段客車用のナンバーなんて貼らないので失敗失敗また失敗。
下回りはほぼキットのままです。ペーパーの軸受は強度や転がりに不安がありましたが問題ないようです。車体と同様エポキシと耐衝撃瞬間接着剤で組んでいます。
デフォルトで付いているブレーキ機構は、取り扱い上の強度が不安で、一部省略してあります。そのかわりカトーのスポーク車輪(長)を奢って、透け感を楽しんでおります。
カプラーはカトーの二軸貨車用ポケットが指定でしたが、端梁まわりが重たくなるのを嫌って、マグネマティック2001(短)を直接ゴム系ボンドで接着しました。端梁に元バッファ用の穴を開けておけばよかったかも。
屋根から足回りまでオールペーパーというのは初めてで、あちこち失敗だらけです。
屋根は嫁様の化粧品の瓶に輪ゴムでぐるぐる巻きにして3日くらい放置。巻き癖が付いたところで周囲に瞬間接着剤を染み込ませてペーパーを軽くかけ、クレオスサフ1500のブラックでぬりました。カーブを調整して塗り済みの車体へGPクリアで接着。
ちょっと凝って、モデルアイコンの京成青電の椅子を黄緑に塗って入れてみました。また、荷物室にはGMのパーツをクレオス44タンに塗って置きました。小さな窓から室内を覗くと、椅子や荷物がチラッと見えていい感じです。
デッキにセーラー服の女子高生でも乗せようかと思いましたが、こっぱずかしくて止めました。
なんだか楽しくなってきて、お仲間に銚子ハフを改造して入れるべく作業を進めております。
あらゆる模型メーカーのカタログの中でも、GMの初代カタログが一番好きなんです。最も胸ときめかせてページをめくったカタログ。あの頃より少しは夢を載せて作れるようになったかな。