いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

しつけとは

2020-10-06 | 叱りも罰もない犬との暮らし方
避難所での犬たちはどうだろうかと考えた時、
怖くて不安いっぱいで吠えるか
怖くて不安いっぱいで気配を消すか
どちらかじゃないかな?
だから吠えている犬が悪いわけでもないし、
じっとしている犬がおりこうさんなわけでもなく、
却って静かな子を気にしてあげることも大事だと思います。

あのような場所で、落ち着いていられることを教えること、
まして、そうしつけることは難しいと思っています。
せめて普段の暮らしの中でリラックスできていれば
飼い主との関係が安心、安全なら
非日常でも気持ちをしっかり持っていられるかなと思います。

前にチャーリードッグスクールの
犬の暮らし方教室で学んだ中に、
「しつけとは…
人の都合を犬に押し付けるのではなく、
犬らしさを損なうことなく、
家庭内や社会で
犬も人も暮らしやすさにつながり、
犬が社会に受け入れられるように
ルール、マナーを教えることであり、
それは犬と人とのコミュニケーションでもある」
という内容がありました。

マズローの欲求5段階説というのがあって、
一番底辺にあるのが、
生理的欲求(生命を維持したい)、
その次が、
安全の欲求(身の安全を守りたい)です。
犬でも同じだと思います。
ふだんのくらしの中で、この2つは必ず満たしてあげたいですよね。
それが満たされて初めて、
社会的欲求(社会とつながりたい)が出てくるのですから。
それが犬の社会化を進めるカギにもなると思っています。

愛犬教室といえば「しつけ」と言われることが多いですが、
わたしは、「叱れば治るはず…」ではなく、
そもそも「犬とのコミュニケーション」を大事にした暮らし方を
伝えていきたいです。


今日も省エネさんぽのChoco.