いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

第3回推進員研修

2024-11-07 | 動物福祉・推進員活動
昨日推進員研修を受けてきました。
今回は地域防災拠点でのシミュレーションワークショップでした。

グループに分かれてペット版HUG(避難所運営ゲーム)をやりました。
HUGというのは、避難所にペットを連れてくる人たちを
どう受け入れるかをゲーム形式で体験するものです。

今回は、ペットの一時飼育場所から決める必要があったこと、
数、種類、犬に関してはケージ(バリケン)の有無、
離れると不安で吠える、首輪をしていない、
ワクチンや予防接種が不完全、
高齢、病気持ち、迷子犬など
様々なペットが様々な飼い主と次から次へと避難所にくる中で
ヒトとの動線やペットの種類によるすみわけなどを
決める必要がありました。
こんな時でもペットたちもできれば屋内に入れてあげたいけれど
どこまで教室等使用できるのか、屋外に置かなければならないとき、
どれだけそこにある資材で雨風をしのげる場所を作れるかなど
直後の混乱状態のなかで作っていかなければなりません。
また、少したってからのペットに関わる問題も提起されるなど
課題が山盛り状態のシミュレーションでした。

推進員と言っても被災者のひとりですから
発災直後に何かできるはずがありません。
飼い主さん自身が動かなきゃ混乱するだけなので、
日頃からペットの飼い主さんたちに
地域防災拠点について関心をもってもらうこと
ペット連れでも安心できる居場所づくりなどの
啓発活動が私たちに今できることだと
思い知らされた研修になりました。

些細なことですが、犬の首輪は家の中でもつけていますか?
地震などが起きた時、逃げ回る犬を捕まえるのに
何もつけていないとつかむところがありません。
我が家では常時迷子札と鑑札のついた首輪を
付けたままでした。
東日本大震災の発災時、大きく揺れる中で
Choco.を捕まえて安全なバリケンに入れることができたのは
首輪をつけていたからだったと思います。