今日は冷たい雨の朝、一番の寒さですね。
毎日いっしょにデリバリーで猫たちのお世話している
mimiさんちの愛犬2頭のうちの
1頭は15歳で耳のあたりの癌を患っています。
年齢のこと腫瘍の場所を考えて積極的な治療はしない決断をしていますが、
体表にある病巣は出血や自壊をともなっていて
犬も飼い主もQOLが阻害されてしまっていました。
止血薬も気休め程度にしかならず
一時出血がひどい時があり、その時の部屋の状態は
それはそれは殺人現場のようでした。
今は緩和ケアで本犬と飼い主のQOLの改善が必要ということで
Mothsペースト(モーズ軟膏)による治療を検討することになり
土曜日に検査、日曜日に処置をしてきました。
癌の根治にならなくても、看護、ケア、痛み、出血による貧血等の
改善にはかなり効果があるそうです。
この軟膏は、正常な組織も変性させてしまうので、
慎重に取り扱う必要があり、ペースト塗布による疼痛コントロールを考えて
鎮静剤を使用することもあるとのことです。
ただ、高齢の動物が多いということで、
mimiさんちのわんこも保定だけで行ったそうです。
とりあえず1週間様子を見て今後のスケジュールを考えるそうです。
処置後の感想では、「出血や滲出液などがとまっているおかげで
匂いはあまりしない。また、止血できれば貧血、白血球、炎症等の改善も
期待できるので、愛犬にとっては楽になると思う」ので
効果があることを祈っているとのことでした。
どんな時でも患者と飼い主のQOLの向上、維持は不可欠です。
動物福祉の観点からも、もし体表にできた癌などの時には
緩和ケアの方法のひとつとして検討することもよいと思いました。
こちらの動物病院のブログの説明がわかりやすいです。
今日のChoco.さん、11月の気候ということでコート着用!
さまよいんぽで冷えたらいけないからね。
地区センターのプルメリア
そろそろおわり
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