明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
マーケティング研究 他社事例 その286 「数百種類の製菓機械を開発しています4」 ~縁の下の力持ちが成長の壁を超えるには~
しかし、歴史を振り返ると、こうした国内の菓子メーカーと一連托生の事業モデルが危機をもたらしたこともあったのです。
1990年代後半にバブル崩壊に端を発した景気低迷で業績が悪化した菓子メーカーが、設備投資を控えるようになりました。
1999年3月期の売り上げは77億円ほどでしたが、2001年3月期には50億円と激減し、社内でリストラを断行しながらも、大口顧客との関係強化に努め、メンテナンスや機械の改良を提案し、なんとか売上高の減少をカバーしていきました。
成熟した国内市場に依存すると再び危機が到来しかねないと読んだ社長は、突破口として目を付けたのが海外だったのです。
「海外は国内よりはるかに菓子市場が大きい。ここに打ってでない手はないと考えた」(増田社長)
ただ、海外の菓子メーカーに無名の機械メーカーが売り込んでも相手にされるはずがありません。
そこで思いついたのが、海外で支持されそうな菓子を独自開発し、「その菓子を製造できる機械」として売り込む手法でした。
試行錯誤の末、どら焼きのあんの代わりにチョコレートやクリームを挟む商品を開発し、機械と共にアピールすることを決めたのです。
2002年にフランスのパリで開催された製菓機械などの展示会に満を持して出展しました。
チョコ入りのどら焼きを自社の機械で作り、「サンドイッチ・パンケーキ」として配布したのです。
すると会場で人気になって受注が相次ぎ、ドイツ、ロシア、ポーランドなど欧州を中心に36か国に製品の納入が決まったのでした。
受注拡大に伴い、マスダックは2004年にオランダに現地法人を設立し、2009年には機械の現地生産も開始したのです。
機械の操作パネルを多言語に対応させるなど工夫し、海外でも「売りっぱなし」にはせず、アフターサービスにも力を入れていったのです。
最近は新興国の開拓も急いでいます。
トルコではミルクバーガーとしてブームになりましたし、経済成長が著しいアジアでの事業展開も本格化させているのです。
マスダックの売上高は120億円~130億円で推移していますが、機械事業の海外売上高の比率は約2割しなっており、まだまだ成長の余地を残しているとみています。
世界が認めるおいしい菓子を作る機械で、海外開拓を加速し、成長の壁を破ろうとしているのかもしれません。
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
お気軽にご相談下さい。
当、彩りプロジェクトでは30分無料相談を実施しています。
どのような支援が受けられるのかだけでも、一度お聞きになって下さい。
→ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
HPの申込フォームから(こちらから)どうぞ。
本年もよろしくお願いいたします。
マーケティング研究 他社事例 その286 「数百種類の製菓機械を開発しています4」 ~縁の下の力持ちが成長の壁を超えるには~
しかし、歴史を振り返ると、こうした国内の菓子メーカーと一連托生の事業モデルが危機をもたらしたこともあったのです。
1990年代後半にバブル崩壊に端を発した景気低迷で業績が悪化した菓子メーカーが、設備投資を控えるようになりました。
1999年3月期の売り上げは77億円ほどでしたが、2001年3月期には50億円と激減し、社内でリストラを断行しながらも、大口顧客との関係強化に努め、メンテナンスや機械の改良を提案し、なんとか売上高の減少をカバーしていきました。
成熟した国内市場に依存すると再び危機が到来しかねないと読んだ社長は、突破口として目を付けたのが海外だったのです。
「海外は国内よりはるかに菓子市場が大きい。ここに打ってでない手はないと考えた」(増田社長)
ただ、海外の菓子メーカーに無名の機械メーカーが売り込んでも相手にされるはずがありません。
そこで思いついたのが、海外で支持されそうな菓子を独自開発し、「その菓子を製造できる機械」として売り込む手法でした。
試行錯誤の末、どら焼きのあんの代わりにチョコレートやクリームを挟む商品を開発し、機械と共にアピールすることを決めたのです。
2002年にフランスのパリで開催された製菓機械などの展示会に満を持して出展しました。
チョコ入りのどら焼きを自社の機械で作り、「サンドイッチ・パンケーキ」として配布したのです。
すると会場で人気になって受注が相次ぎ、ドイツ、ロシア、ポーランドなど欧州を中心に36か国に製品の納入が決まったのでした。
受注拡大に伴い、マスダックは2004年にオランダに現地法人を設立し、2009年には機械の現地生産も開始したのです。
機械の操作パネルを多言語に対応させるなど工夫し、海外でも「売りっぱなし」にはせず、アフターサービスにも力を入れていったのです。
最近は新興国の開拓も急いでいます。
トルコではミルクバーガーとしてブームになりましたし、経済成長が著しいアジアでの事業展開も本格化させているのです。
マスダックの売上高は120億円~130億円で推移していますが、機械事業の海外売上高の比率は約2割しなっており、まだまだ成長の余地を残しているとみています。
世界が認めるおいしい菓子を作る機械で、海外開拓を加速し、成長の壁を破ろうとしているのかもしれません。
「リーダーシップ研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を35,000円(2h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。
また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。
こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。
メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。
なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。
金融機関は担保に頼らずに融資するには、「事業性の評価」が不可欠です。
「事業性の評価」とは、金融機関がその企業の事業を理解する事です。
「事業性の評価」に積極的な金融機関とそうではない金融機関がありますが、これからの金融機関とのお付き合いの仕方として、有用な制度となりますので是非ご利用下さい。
※このような方(会社)におすすめです。(中小企業庁資料より)
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい
・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい
この補助金を利用するには、経営革新等認定支援機関の支援が必要です。
彩りプロジェクトは認定支援機関です(関財金1第492号)
経営革新等支援機関とは、「経営改善、事業計画を策定したい」「自社の財務内容や経営状況の分析を行いたい」「取引先、販路を増やしたい」「返済猶予、銀行交渉のことを知りたい」
「事業承継に関して、代表者の個人補償をどうにかしたいんだけど・・・」
というお悩みを始め、中小企業経営者を支援するために国が認定した公的な支援機関の事です。
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