マーケティング研究 他社事例 657 「WITHコロナの新ビジネスの芽2」 ~ファンとの距離を縮める~
コロナ禍の中ではスポーツ産業も苦しんでいます。
プロ野球、サッカーのJリーグは現在も観客席の販売に制限を設けており、ファンが離れるリスクと隣り合わせです。
そのような中、コロナを逆手に、選手との新しいつながりを提供し、ファンをつなぎ留めようという流れが出て来ました。
スタートアップ企業、エンゲート(渋谷)のサイトにあるJ1チーム「ベガルタ仙台」のページでは、現役選手とファンとのやり取りが見られています。
「○○選手、頑張って下さい」
「応援ありがとうございます!勝利に向けて頑張ります!」
エンゲートのサービスではさらに、ファンがサイトからポイントを購入し、中継する試合を見ながら、例えばゴールを決めた選手にどんどんポイントを贈る事が出来ます。
試合中でなくてもポイントを贈れるほか、選手に応援メッセージを伝えられるのです。
このサービスは、プロバスケットボールのチームが主に導入していた仕組みですが、コロナ禍でプロ野球の阪神タイガースなどにも採用が広がりました。
コロナ以前と比べ2倍程度の60チームまで利用が増えています。
6月に導入したタイガースの試合では、多い時で1万人近いファンが視聴して盛り上がっています。
これは、約4万7500人が入る甲子園球場の2割に当たる規模です。
エンゲートの城戸幸一郎社長によると、プロチームはコロナ禍で、ファンが試合を直接見られずにチームや選手との接点を感じられず、離れていくことに懸念を抱えていると解説します。
エンゲートによる利用者への調査で選手やチームへの愛着度を10段階で示すスコアを見ると、同社のサービス利用後は、利用前の平均である「7.0」から「8.5」まで21%上がりました。
「チームや選手との一体感」も50%上昇しました。
7月から導入したベガルタ仙台は、チケット収入が減る中で、新たな収益源を作りたかったと導入理由を語っています。
ファンと頻度高くコミュニケーションを取っているあるチームの選手が、月40万円分の応援のポイントを得たケースもあったと言います。
ポイントはエンゲートが販売しており、収益をチームに還元する仕組みとなっています。
ベガルタ仙台はさらに、「サポーターと選手がしっかりとコミュニケーションを取れる場を作ることが出来れば、より深いファンになってもらえる」と期待を語りました。
城戸社長は将来的には海外でもサービスを展開していく予定である事を明かしています。
(続く)
下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。
経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。
彩りプロジェクトでは、風土改革を軸にした「私の職場研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。ITソフトメーカー、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。
研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。
保育園・幼稚園へご提供している研修【私の保育園】【私の幼稚園】は大変ご好評をいただいています。
また、貴社に伺って行う研修を40,000円(1h)からご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
メール info@irodori-pro.jp
HP https://www.fuudokaikaku.com/
お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/
成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣
コロナ禍の中ではスポーツ産業も苦しんでいます。
プロ野球、サッカーのJリーグは現在も観客席の販売に制限を設けており、ファンが離れるリスクと隣り合わせです。
そのような中、コロナを逆手に、選手との新しいつながりを提供し、ファンをつなぎ留めようという流れが出て来ました。
スタートアップ企業、エンゲート(渋谷)のサイトにあるJ1チーム「ベガルタ仙台」のページでは、現役選手とファンとのやり取りが見られています。
「○○選手、頑張って下さい」
「応援ありがとうございます!勝利に向けて頑張ります!」
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コロナ以前と比べ2倍程度の60チームまで利用が増えています。
6月に導入したタイガースの試合では、多い時で1万人近いファンが視聴して盛り上がっています。
これは、約4万7500人が入る甲子園球場の2割に当たる規模です。
エンゲートの城戸幸一郎社長によると、プロチームはコロナ禍で、ファンが試合を直接見られずにチームや選手との接点を感じられず、離れていくことに懸念を抱えていると解説します。
エンゲートによる利用者への調査で選手やチームへの愛着度を10段階で示すスコアを見ると、同社のサービス利用後は、利用前の平均である「7.0」から「8.5」まで21%上がりました。
「チームや選手との一体感」も50%上昇しました。
7月から導入したベガルタ仙台は、チケット収入が減る中で、新たな収益源を作りたかったと導入理由を語っています。
ファンと頻度高くコミュニケーションを取っているあるチームの選手が、月40万円分の応援のポイントを得たケースもあったと言います。
ポイントはエンゲートが販売しており、収益をチームに還元する仕組みとなっています。
ベガルタ仙台はさらに、「サポーターと選手がしっかりとコミュニケーションを取れる場を作ることが出来れば、より深いファンになってもらえる」と期待を語りました。
城戸社長は将来的には海外でもサービスを展開していく予定である事を明かしています。
(続く)
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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣