おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

“白い一日”

2021年12月27日 23時19分00秒 | ノンジャンル


出典:https://www.fanfan1.com/products/detail/682160

唐突に思い付きで書き連ねます。この曲というより、小椋佳氏のこの詞に出会ったのはissanが高校生の頃です。繊細で多感な時期がissanにもあったのですね(笑) 当然ですが、当時の小椋さんは銀行員でしたから、いわゆる覆面アーティストの先駆けでした。「シクラメンのかほり」がレコード大賞を受賞するよりも少し前の昭和40年代の終わりごろでした。

issanの高校時代はかぐや姫やグレープなどに象徴されるフォークソングの全盛期です。どちらかというと暗い曲調が流行っていた頃で、オイルショックの影を引きずっている日本の状況を暗示していたのかどうかは今となってはよく分かりません。左翼の活動家による企業爆破などの過激行動もよく見かけられました。高校の体育祭で毎年仮装行列を行っていましたが、取り扱われたのが、朴大統領の暗殺未遂事件やロッキード事件、児玉邸にセスナ機で突っ込んだり、結構時事ネタが多かったのです。流石に赤軍派に関しては過激すぎて取り暑さ買えませんでしたが(苦笑) 今から思えば昭和元禄と呼ばれた時代背景が浅間山荘事件を境に平和ではなくなったように感じられる激動の時代だったように感じます。ベトナム戦争が終結し、三億円事件が時効を迎えた頃でもあります。ただ、少なくとも今ほど窮屈で制約の多い時代ではなかったことも確かなのでしょう。

そんな中、特に人生の目的もなく、ただ何となく「大学には行くんだろうな!?」程度で過ごしていたそこら辺にいくらでもいる高校生だったのです。

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ちなみに、3年間で高校野球の全国制覇した学校を見てみると当時を思い出される方もいらっしゃるでしょう。

◇昭和49年
春:報徳学園
夏:銚子商

◇昭和50年
春:高知
夏:習志野

◇昭和51年
春:崇徳
夏:桜美林


昭和49年の春は、全国的にはまだ無名だった池田高校の「爽やかイレブン」旋風があり、その年の夏は高校四天王が取り沙汰されました。結局、四天王の中では最も評価の低かった定岡がプロで一番実績を残したのですから、野球もよく分からないということですね。3年間を通せば、話題の中心は常に、原・津末・村中のいた東海大相模でした。彼らと同級だったissanですが、あれだけ「最強」とされながら甲子園の最高成績は昭和50年春の準優勝で、遂に頂点には立てませんでした。それも高校野球なのでしょう。

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話を戻します。小椋さんが作詞し、井上陽水氏が曲をつけた、「白い一日」の歌詞は以下の通りです。

白い一日
作詞:小椋 佳
作曲:井上陽水


真っ白な陶磁器を
眺めてはあきもせず
かといってふれもせず
そんな風に君のまわりで
僕の一日が過ぎてゆく

目の前の紙くずは
古くさい手紙だし
自分でもおかしいし
破りすてて寝ころがれば
僕の一日が過ぎてゆく

ある日踏切のむこうに君がいて
通り過ぎる汽車を待つ
遮断機が上がり振りむいた君は
もう大人の顔をしてるだろう

この腕をさしのべて
その肩を抱きしめて
ありふれた幸せに
落ち込めればいいのだけど
今日も一日が過ぎてゆく

真っ白な陶磁器を
眺めてはあきもせず
かといってふれもせず
そんな風に君のまわりで
僕の一日が過ぎてゆく


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余談ですが、歌詞の中に出てくる列車の表現が「汽車」から「電車」に変わりつつある過渡期もこの頃だと思います。伊勢正三氏が書いた“なごり雪”の中では「汽車」でしたが、佐藤順英氏作詞の“池上線”や山上路夫氏作詞の“私鉄沿線”の歌詞では「電車」になっています。田舎と都会の違いはあるかも知れませんが、人々の頭の中にある鉄道のイメージがこの頃から「汽車」から「電車」に変わってきた頃かと思います。issanが中学生の頃までは岡山駅でも普通に見かけられた蒸気機関車がいつしか「SL」として偶像化され始めたのもこの頃です。

さて、昭和48年に作られた“白い一日”は、特にヒットする訳でもなく広く知られるでもなく、それでも知る人ぞ知る名曲として現代でも評価されています。



お暇でしたら聴いてみてくださいね。

よろしくお願いします。
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コメント (2)
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