Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

『あちらにいる鬼』と『静子の日常』

2019-12-22 | カルチャー

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最近、初めて読む作家の本を続けて2冊読みました。その作家は井上 荒野。
最初に読んだのは『あちらにいる鬼』通勤バスの中で読むには、抵抗感大なこの装丁WWW
父と瀬戸内寂聴(元は瀬戸内 晴美)との恋愛関係を描いた作品。作家というのはすごいね、自分父親の婚外恋愛に向き合えるなんて。

昔「ラマンチャの男」の舞台を見たときも、同じことを思いました。
主演の松本 白鷗と次女の松 たか子の共演ですが、松 たか子が露出の多い衣装のエロエロ系で、舞台の上でけっこうひどい目に遭う役柄。
お芝居とはいえ、娘のそういう場面を直視できるんだ!!!と思ったものです。
作家にしろ、役者にしろ、クリエーターという人たちの凡人とは違う凄みのようなものを感じました。

妻、愛人の複雑な感情が生々しくもすがすがしくて読み応えありました。
瀬戸内 寂聴さんていまでこそ出家して達観しているけど、俗世では愛人のためにはわが子も捨てた恋多き女性だったんですね。だから90歳を超えた今もあんな元気なのかしら??

井上 荒野作品をもう少し読んでみたくて、次に読んだのが『静子の日常』
ユーモア小説といっていのかしら?

息子夫婦と同居する75歳のおばあさんの日常なのですが、すごくチャーミングで頭が良くて自由なおばあさんで。
あんな風に年老いたい。ムリか(笑)
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主題歌が難しすぎて・・・

2019-12-18 | カルチャー

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オットとチビ'Sと映画に行ってきました。チビ連れだとチョイスできる映画が限られるので、ここは『アナと雪の女王2』。
妥当な選択かと。

冒頭20分熟睡していたオットWWW
後半に進むにつれ、なにかと大きな音がするので、さすがにピクッと起きた。
映画館で寝るなんて、時間とお金の無駄遣いだと厳しく指導しなくては(爆)寝るなら無料の自宅で!
『アナ雪2』は子どもにはちょっと難しいストーリー。部族間のいさかいやら、哲学的な展開があるので、エルサの魔法の謎は理解できたのかなぁ。
ワタシは十分大人ながら、スペクタルな場面ではハラハラドキドキ、手に汗握ってしまいました。
大人でもついつい夢中になる、これぞディズニーマジック。

アナ役の神田沙也加はお母さんより、歌がうまいんじゃ???
少なくとも演技は棒読み系の松田聖子より、格段に上手なのは間違いない。さすが舞台で鍛えてるだけある。

にしても『アナ雪2』のメインテーマは、難しすぎる!!!ヘタな素人じゃ口ずさむこともできません。
ちびっこでさえ『レリゴー♪』と口ずさんでいた『アナ雪1』が懐かしい(爆)
そしてアナとエルサの母 王妃役が吉田 羊でしたが、意外!!!吉田 羊も歌います。それがまた上手で。吉田 羊が歌えるって知らなかった。

映画のあとはランチ。普段はめったに行かないフードコートですが、子ども連れだと重宝します。
チビ'Sはラーメン、大人は天丼。3Dに盛り付けるとゴージャス感が増し増し。
ワタシでさえ、食べきれませんでした。これで1000円。さすがフードコート。

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日曜の夜のお愉しみが終わってしまいました。

2019-12-16 | カルチャー

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日曜夜のお愉しみだった『いだてん』がついについに最終回を迎えてしまいました。
SNSには『#いだてん 最高じゃんねえ』のトレンドワードが踊っています。

宮藤官九郎 脚本ならではの小ネタが満載。あちこちに伏線がはられ、ちょこちょこパロディも織り込んだ群像劇が、1年間ホントにおもしろかった。
酷評する人も多かったようですが・・・・まっ、好みは人それぞれですから。
視聴率が低迷しても、ヘンなテコ入れなどせず、最後までクドカン節で貫かせてくれて、ありがとうNHK。喜んで受信料払います。


従来の大河ドラマファンの視聴者には受け入れられなかったんだろうな。
過去と現在を行き来する展開とあの疾走感。ぼんやり見ていたら置いてかれるし、細かいボケが随所にあるし、登場人物は多いし。
まあちゃん風にいえば『それがいいんじゃんねぇ』


主役が阿部サダオに変わってからのハチャメチャ感の後半は、特に面白かった。
阿部サダオの怪演もさることながら、日本の学校ではなかなか教えない近代史、昭和史を描いてて、史実をもとにしたフィックションとはいえ、知らずにいたことがいっぱいありました。

毎週まずはBSで18時から、次は地上波で20時~と、1日2回見て、さらにリアルタイムを見逃したオットが録画を見る際には、一緒に3回目を見て(どんだけヒマなのかWWW)
何回見ても面白かったです。
3回目で、あっ、こういう小ネタが隠れてたか、と気付くことも(ワタシもたいていのお年寄りと変わらんなWWW)
クドカン天才!!1年間の長丁場をここまで細かく書き込んでいくとは。

これから日曜の夜は、何を楽しみにしよう。

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名作をふたたび『サウンドオブミュージック』

2019-12-09 | カルチャー

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往年の名作をスクリーンに蘇らせる『午前10時の映画祭』は、2019年度がラストイヤーなんですって(涙)

良い企画なのになぁ~。残念。

いま上映しているのは、あの王道・正統派のミュージカル映画『サウンドオブミュージック』
子どもの頃には、金曜ロードショーとかの番組でしょっちゅうテレビ放映してたから、何回も見たんだけど・・・・そういえばスクリーンで観たことないわ。
だって1965年製作ですから、さすがに。

50年以上前の映画だから、スクリーンで映すのもこれが最後じゃないかな??と思って・・・あれこれ忙しいのだけど、すきま時間を作って、観に行きました。
3時間超の大長編なので、全然すきまじゃありませんでしたがWWWW
劇場は、オールドファンやら若い人やらで、満員でした。

修道女マリアが山頂で歌い踊る有名な冒頭のシーンですが・・・・このシーンになるまでに、わりと長く空撮があって、空から映すザルツブルグの景色の美しいこと。
テレビで見る映画は、テレビ枠に入れこまないといけないから、結構カットされてたんですね。

ジュリー・アンドリュースの美人過ぎない顔立ちとか、澄んだ美しい歌声とか、心洗われるました。

そしてトラップ大佐役のクリストファー・プラマーの正統派二枚目なこと。
最近の映画スターは、個性派イケメンとか、雰囲気イケメンとかが多い時代なので、こういうザ・ハンサム顏はいまどきいないなぁ。

有名な曲が次々出てくるので、満員の劇場で口ずさみそうになったWWW(迷惑)。
トラップ大佐の家の半端ないお金持ちぶりも、子どもの頃は気づきませんでした。


大人になって全編通しで観たら、懐かしくて素直に『いい映画だったなぁ』と思える20世紀を代表する映画のひとつ。
最後に(?)スクリーンで観れてヨカッタ。


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ディリリとパリの時間旅行

2019-11-07 | カルチャー

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資格試験が迫っているので、録りためた番組も視聴せず、読みたい本も我慢して、とりあえず勉強しているけど、あまりの手ごたえの無さ(合格する気が1ミリも無い)に行き詰ったので、リフレッシュしよっと、おひとり様映画に行ってきました。

思い立っていくなら、上映期間の短いもの。
今見逃したら、もう見られないわよ!!!と自分に圧をかけると、重い腰もあがるというもの。

サロンシネマで1週間限定上映のフランスのアニメ長編「ディリリとパリの時間旅行」
サロンシネマでの上映は今日まで。「行ってみたい」と思われた方は、急げ、急げ。
時代設定は、ひと昔前。
絵画では印象派の画家たち(ルノワール、ドガ、ロートレック、モネ)彫刻ではロダンやカミーユ・クローデル。女優はサラ・ベルナール。小説家ではプルーストなどなど、天才芸術家たちが、次々出てくるので、アート好きには「おっ??」「あっ???」「アラ??」と、発見の連続で興味深いです。
この時期のパリって、これらの天才アーティストたちが、うじゃうじゃいたのね。すごっ!!!

内容は人種差別あり、女性蔑視あり、官製不正ありで、笑える内容ではないのだけど、ドタバタ冒険劇あり、友情ありで、なによりアニメの絵が美しいので、見惚れます。
現在の日本を席巻しているアニメとは、全然、画風が違う。レトロでマットな画調で、とっても素敵。
この当時のパリのベルエポックな雰囲気やら、衣装や街の風景やらが、それはそれはキレイでエレガントで、こういうの女性は好きだと思います。

わあキレイ、きゃあカワイイという場面がたくさん出てきて、あっという間に、1時間30分が過ぎました。
いいリフレッシユになったわぁ~。
さあて勉強、勉強・・・・といいたいところだけど。ダメだぁ~、やる気が出ない。


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