Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

読書の秋

2010-09-29 | カルチャー

比較的通勤時間の長い私は、通勤のバス車中で読む本が欠かせません。

先日図書館で、なにげなく借りた本が、私のここ数年でもっとも感動した傑作でした。河野 多恵子の「秘事」。
昭和11年生まれのひと組の夫婦の物語。夫婦の間には、これといった大きな事件もなく、死別するまでの結婚生活を淡々とした筆致で綴っていくストーリーなのですが、最後は号泣。




・・・・・で、図書館に返却したあとも、蔵書にたいとアマゾンで検索すると、これが在庫が無いのです。
中古品でも欲しい、と探すと、ありました。しかも、ナントッナントっ「1円」なんです。送料込みでも「251円」
ハードカバーを1円で入手してホントにいいのだろうか・・・・・あまりにも安いお値段に、かえってあやしいんじゃないか・・・・・と不安になりました・・・・・
結果、早々に届けられるし、汚れひとつない良品で大満足アマゾンおそるべし

そして、もう一冊おすすめなのが 星野 道夫「旅をする木」


アラスカ在住だった動物写真家のエッセイですが、アラスカの雄大な自然とそこに暮らす人々の心の豊かさがしみじみ伝わってきます。アラスカ行きた~い(←無謀)
著者の星野さんが、この後急逝することを知っているだけに、読みながらも涙腺が緩みっぱなしです。


仕事では滅多なことでは「泣かない」私ですが・・・・・・・・見かけによらず実は涙もろくて・・・・・「トイストーリー3」でも泣けます。
どちらの本も心があらわれるようでしたが・・・・・・・通勤中の読書には、適さないかも・・・・・・・嗚咽をこらえて「うっ・・・ぐぅぐぅ」と奇声を絞り出してしまうので・・・・・隣の乗客の視線が痛いのよ


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笑門来福

2010-09-27 | くらし
土曜日は、ダンナさんに頼みこまれて気が進まないまま、こんな会に行ってきました。


広島で活躍されている落語家「ジャンボ衣笠」さんの落語の会。
実は、このジャンボ衣笠さんは、ダンナさんが勤務している銀行のOB。元先輩に当たります。
40歳を過ぎて落語の勉強を始め、今年定年になったのちは、年間100回の興行をこなすプロ落語家に転身された元金融マンなのです。
といっても、桂 ○○とか、柳家○○とか、林家とかの一門に弟子入りした本格派の噺家さんとは、多少趣が違うけど・・・・・・・地方版の「プチ 綾小路君麿」みたいな感じ。

あまり気が進まず出かけた会だったのですが、これが・・・・・どっこい(←死語)楽しめました。
ステージの演者もさることながら、観客のおじいさん、おばあさんの反応に大いに慰められました。
観客は、ほぼ70歳~80歳台のおじいさん、おばあさんばかり。このおじいさん、おばあさん達のノリの良いことといったら・・・・・・・ただ、だだ脱帽です
どんな些細なセリフにも全身で笑う、小噺のネタのオチを叫ぶ、一緒に民謡を歌う・・・・・・・・人前だから、とかもし間違ったら、とか、恥ずかしいとかてれくさいとか、斜めに構えたことろが一切無し
長寿世界一の日本の老人パワーの底力を見せつけられました。
前日、仕事のことで落ち込み気味だったのが、高齢者にすっかりエネルギーをもらった気分です。

おまけに、中入りのときの抽選会で『ジャンボ衣笠さんと行く再発見の旅』というバスツアーをペア一組にプレゼント、という特賞に当たったのです。
チケットの半券の通し番号を確認すると・・・・・・・『げっ、私だ』と、おののいていると・・・・・・・・、隣のおじいさんが『この人、この人が当たっちゃったよ~』と、サマージャンボ一等当選並みに喜んでくれました。
『他人のラッキーを嫉まず、自分のことのように喜ぶ』という善の心の表れですよ。おじいさん、ありがとう。『笑う門には福来る』って本当なのね
行ってみたかった奥田玄宋美術館や紅葉見物、落語会と篠笛演奏会、ワイナリー見学など、盛りだくさん。定価ではひとり9,500円です。


旅行当日は、支店長会議かあってダンナさんは参加できないそうです。
『ジャンボ衣笠さんとバス旅行に行くので・・・・・・』という理由では、欠席できない会議らしい・・・・・・

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古参OLの仕事ぶり

2010-09-23 | お仕事あれこれ

いまでこそ、私は女子の多い職場に勤務していますが、勤続20年超えの古参OLのの会社人生のほとんどは「男の中に女がひとり」というはやし歌みたいな世界で過ごしてきました。

・・・・・とはいえ、結婚・出産も経験し、数年おきに異動も転勤もある会社で(ちなみに異動は今の部署で9回経験)、子供が小さい頃は保育園の送迎や、育児・家事もあり、勤続年数の大半をなにかしら制限のある生活をしてきた・・・・・・・・・という感じ。


なぜ、会社を辞めなかったのか・・・・・というと「仕事が面白かった」なんてということはほとんど無く・・・・・・・就活であれだけ苦労したんだから、もうちょっとやらなきゃもったいない、という気持ちがズルズル続いたのと、一番大きいのは、節目節目でいわゆる「いやな奴」と遭遇したからです。
特に向上心のある男の人の嫉妬や意地悪は、計画的で巧妙で底意地が悪い。女性のそれの比ではありません。
精神的にダメージを食らうことは多々ありましたが、そういう時にこそ「いやな奴」に負けて会社を辞めたんじゃ「女がすたる」と思って、やってきました。


・・・・・・・・いうことは、長年勤めてこれたのは、歴代の「いやな奴」のおかげでなんですね
いやぁ、人生、何が幸いするかわかんないね
・・・・・・いやいや・・・・・やはり、夫両親や実両親、そして社会の動きにあわせて、働きやすい制度を整えていってくれた会社そのものに感謝しなくてはいけないですね。


とはいえ、今日は久しぶりに仕事で上司から「マジ叱られ」ちょっと落ち込み気味
ダンナさんは「アンタを叱る勇気がある人、おるん」て聞きますが・・・・・・・・と~んでも無い家では暴君気味の私も、会社では一介のサラリーウーマン。
『全然、こたえんヤツ。食えないヤツ』、と見込まれて(?)、しょっちゅう「つめが甘い」とか「学習能力が無いだろ」とか、口の悪いエライ人から、叱られてますでも大丈夫大抵、言い返しますから。


計画したプランが全ボツになりましたが・・・・・・来週から、錆びつき始めた頭脳をひねって、また無い知恵を絞ることとします。

トマトのピクルス、小松菜煮びたし、たけのこおかか煮、ウィンナー、いか天ぷら、アスパラ


スパニッシュオムレツ、パプリカソテー、カボチャ茶巾、魚フライ、玄米ご飯

 
ぜんまいと油揚げの煮物、照り焼きハンバーグ、黒豆煮、ピーマンソテー

 

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うち呑み納涼会

2010-09-20 | うちごはん

まだまだ暑い日が続きますが、9月も下旬となったので・・・・・・・土曜日は、我が家でご近所ご夫妻との納涼会をしました。
最近は、夫婦二人の質素な食卓に慣れているので、さてさて、おもてなし料理は何にしようかな・・・・・・・・とすんなりメニューも思い浮かばない


オードブルは3種。ポテトサラダのスモークサーモン巻。海老とコーン入りのアボガドディップとイチジクの生ハム巻き。
スライサーでひたすらせん切りにした野菜サラダ←当初は豚シャブサラダの予定が、シャブジャブを作り忘れて・・・・・ただの野菜サラダに
なんでも、巻いたり、あえたり、葉っぱを飾ったりすると、何とな~くごちそうぽくなるもんですね



メインディッシュは、前夜から漬け込んでおいたスペアリブのオーブン焼き。
漬け汁はかなりテキトーで、醤油・はちみつ・ケチャップ・酒・塩・胡椒などを目分量でガバッガバッといれるだけ。ひと晩漬け込むというのが、一番のスパイスなのかも。

小ナスの揚げびたしと子持ちシシャモのフライ。
茄子は普段は、絶対にしない茶せん切りにしてみました。おもてなし料理はやっばり見た目が大事ですもんね。




いつも、自慢料理や厳選したお酒類を携えて訪れてくれるご近所一家。
ゲストなのに、持参してくれる食品やお酒は、ホストの我が家で提供する量をはるかにしのぐ・・・・・・・結局、ごちそうする予定が、ちゃっかりごちそうになってしまう我が家。

今回は、凝り性のパパさんが、有名うどん店の味を苦心して再現した、という自慢の一品のスタミナうどんです。
男の料理らしく、豚肉、海老・うずら卵・きくらげ・牛蒡・人参の具だくさんに、ポイントはスライスしたにんにくがたっぷりなあんかけ風味なところ。


食後、おしゃべりに興じる女性チームと、パターの練習にはげむ男性チーム。
日本酒・ウィスキー・ビール・ワイン・・・・・・・・と、さんざんにアルコールを摂取している酔っ払いたちの手元ですから、なかなか実力(?)が発揮できません・・・・・・・・
それでもボールがパターの穴に吸い込まれるたびに、「天才」「石川 遼くんよりはうまい自信がある」と豪語しあってました。←「そんな大それたことを言った記憶は無い」と素面になったダンナさんは、否定しますが・・・・・・・・言ってたんだってば



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達郎 in HOROSHIMA

2010-09-17 | カルチャー
約2年ぶりに行ってきました。広島での山下 達郎のコンサート。



仕事が立て込むと、6時半の開演時間に間に合わない可能性が大きいので・・・・・・・会社はちゃっかり休暇をとりました
銀行員のダンナさんは、そういうわけにもいかず・・・・・・・それでも「ご近所で通夜があるので・・・・・・」と虚言を申し立てて、早々に退社して駆け付けました。


達郎はあの、独特なヘアスタイルばかりクローズアップされて、ダサい人の位置づけになってますが・・・・・・・すごくスタイルがいいのです。
背が高く、手足はほっそりとしていて腰高。デニムの中にシャツインしてもオタク芸になりません。


山下 達郎、もう57歳にもなっていました・・・・・・・
いつライブ活動をやめてもおかしくない年頃なので、コンサートがあれば無理してでも駆け付けかないと、いつなんどき聴けなくなるかわかんない・・・・・・・というのが、57歳のアーティストを迎えるファン心理です。


アーティストが57歳なら、観客も似たようなもので、40代の私でも全く浮かないどころか、ファン層のど真ん中ストレートです。
オープニングからスタンディングするような人は誰もいません。みんな体力無いもん

ファン歴30年余の筋金入りのファンのダンナさんは、昔・昔の懐かしい曲に異常に反応していました。
最近の曲より、昔聞いた曲のほうを覚えている・・・・・・・っていうのは、歳をとった証拠ですよね。


コンサートグッズに「タツローくんお煎餅」なる、シュールなものもありました。怖いもの見たさで買おうかとも思ったけど・・・・・・5枚入りで1,000円はちよっと高過ぎない

今回は、30年間ライブで欠かさずのおなじみナンバーもあれば、10数年ぶりにライブで演奏する曲もあり。新旧とりまぜて、旧のほうに軸足を置いた選曲の熱唱3時間。
還暦になっても行くからね~


20代の頃は、息子が生れたら「達郎」にしようか・・・・・・・・と言い合っていたおバカ夫婦のわたくしたちですが・・・・・・結局、長男は「達郎」とは似ても似つかぬ名前です。

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