Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

キャンプのあとで~おとなびな瀬戸内の島へ

2020-09-28 | 旅のあれこれ

大崎上島にてアウトドア達人のご指導の下、ものすごく快適なキャンプを過ごして、さていよいよキャンプのメインイベントである撤収です。

キャンプとは設営に始まり、撤収に終わるといっても過言ではない。達人をもってしてもすべて撤収しおわるまでに2時間かかりました。
 

なにかお手伝いをしなくては!!という気持ちだけはあるので、あつちウロウロこっちウロウロしたものの・・・・

テントの支柱を折りたたむという作業ひとつとっても、漫然とやっちゃあいけないんだわ。

支柱の端からではなく、真ん中から折りたたんでいかなければ、支柱の中のゴムが伸びて劣化するんだって(驚)

ふむふむ、なるほどねぇ~とわかったふうを装ってうなずくものの、本当はわかっていない文系脳なもので、ほとんどお手伝いらしいことはできないままに、キャンプ場をあとにしました。


向かった先は、島の高台にあるホテル清風館。瀬戸内海を一望できる露天風呂につかり、出てくることばは「はぁ~極楽 極楽」

日帰り入浴を済ませたあとは、再びフェリーに乗船し、大崎下島へ。
この島には古い町並みが残る御手洗という地区があります。この御手洗を散策することに。


 御手洗はJRの旅企画「おとなび」のCMで伊藤蘭ちゃんが訪れた場所。
キャンディーズ時代から40年以上伊藤蘭ちゃんの大ファンのオットは俄然色めき立って。

ここ蘭ちゃんも歩いたんかね!!!と興奮気味。思いがけずオットの聖地巡礼が出来たみたいです。


高台の公園から見下ろす瀬戸内海の穏やかさ。
白い灯台や、沖合に浮かぶ船の姿、フェリーから見上げる橋げた、入り組んだ路地や昔の遊郭の跡など、こういう非日常の景色が同じ広島県の風景かと、驚きでした。


ずいぶん長いこと広島県に住んでいるのに、ここにはワタシの知らなかったたたずまいがありました。
新幹線や飛行機使って遠方に行かなくても、旅気分にひたれるなんて、もっと地元をあちこち訪れてみなくちゃ!!

さて、すっかりキャンプの魅力に目覚めた不器用インドア派のワタシ達ですが「テント買う???」「設営できるかな???」「マイテント買って練習する???」みたいなことを、あれ以来夫婦でコソコソ話しあってます。
2人暮らしなんだから、コソコソ話す必要はないのでは???というごもっともなご意見もあろうかと。


人生初キャンプ~インドア派の本格アウトドア

2020-09-25 | 旅のあれこれ

おひとりさま映画やソロ鑑賞とかヘーキなので、アクティブに見られがちですがインドア派です。

屋外BBQなどは嗜みますが、それはアウトドアというより食イベントみたいなもので。

そんなワタシがこの年になっての初キャンプ。それもいきなりのテント泊。

角打ち(酒屋店内での立ち飲み)で袖触れ合うのも他生の縁ということで、いつのまにやらお仲間になった方たち総勢7名で。

そのうちキャンプ未経験者4名という、経験者におんぶにだっこ的な展開は予想できましたが・・・・にしても、キャンプ達人の凄腕感が半端なかったです。

普通乗用車から出てくるわ、出てくるわのキャンプツールの数々。
どうやって収納したん???なんでこんなのまであるの????といちいち驚く素人集団。

ターフテント重装備に加え、コンロ、焚火台、キッチンツール一式、食器洗い用スポンジなんてこまごましたものも必要なんですね。

ワタシもオットも不器用なことには自覚しておりますが・・・要は構造や論理を解析しないまま手を出すからこんがらがるのだと、テントの組み立てを見ながら確信しました。

なにか手伝おう、役にたとうという心意気だけはあるのですが、テントを固定するロープに引っかかって転倒することしかできなかったitatchi夫婦です。

ビギナーな上に不器用が重なると、これがもういわゆる足手まとい、邪魔にしかならないという。

調理は分担して。ダッチオープンで柔らかく煮込まれたスペアリブのコーラ煮。コーラとマーマーレドと醤油で味つけだそう。

スキレットでカリカリになるまで炒めたジャコを使った豆腐サラダや、鶏もも肉ソテー。キャンプ達人は、この鍋つかみさえお持ち込み(驚)


ワタシが作ったのはミネストローネ。トマト水煮缶詰に頼ったシンプル調理。一応、フェンネルやローリエいれてみました。

オットは当初、パエリアを作ると宣言して、早速パエリア鍋を買いに行きました。

とはいえ料理初心者のオット、直前になって「パエリア止めた。危険すぎる」ということで変更したメニューはB級グルメグランプリの「十和田バラ焼」

先月の東北旅行で十和田バラ焼専門店で購入したラ焼のタレがあるので、お味の保証バッチリ。

そして玉ねぎと牛バラをそのタレに漬け込んで炒めるだけという失敗しようのないメニューに変更していました。

それを「東北の味だよ」「君たちを十和田へ連れてってあげる」とさんざん、自慢してましたが‥‥全てはお土産のタレのチカラです。


海辺のキャンプでは、海に沈むサンセットの美しいこと。


そしてキャンプといえば焚火。

焚火というのは、人を引き寄せるというか。黙ってずつと見ていることが出来ます。なぜか焚火の炎は癒されます。

そして翌朝は、早朝5時台にガシャンガシャンと派手にものを倒す音を立てるオットの所業(インドアでもアウトドアでも行動が同じ)で、各々のテントからゴソゴソと這い出すメンバーたち。

豆をミルで挽くことから始める自然の中のモーニングコーヒー。

キャンプ達人てすごいよね。
この
1杯のために、真空パックしたコーヒー豆、ミル、ドリップ用ケトル、コーヒーサーバー、ペーパーフィルターと完ぺきな一式を、わざわざ持ってくるんだから。
ワタシならドリップパックを人数分持ってきて、ハイ終わり!!ってやるとこです。

自然の中でもこだわりを持つ、自然の中だからさらにおいしくするための努力をするという、キャンプ達人と素人では、その心構えが違います。

キャンプは人生の勉強になるなあ。


はじめての東北珍道中~⑥ゴールドを期待してたら

2020-09-12 | 旅のあれこれ

東北に行くなら絶対に寄りたいと歴史好きオットのたっての希望が平泉。歴史好きにとっては奥州藤原四代の繁栄の地 平泉は避けては通れない・・・そうです。

平泉といえば中尊寺。

中尊寺といえば金色堂。
教科書で見る金色堂は、金箔キラキラで黄金色に光り輝やいて存在していると思うじゃないですか。ホラこんな感じに。
                           (公式HPより)
で、実際の金色堂はこちら↓

あれ??あれれ???黄金色じゃないけど????金色堂どこ???
そうです。金色堂は劣化を防ぐために覆い堂に囲まれた屋内にありました。
眼前にバアーンと金色の建造物が迫って来ると思いこんでいたオット・・・『思ってたのと違う・・・』とつぶやく。
そうしてみるとオープンエアでキラキラ黄金色を保っている京都の金閣寺のメンテナンスの凄さよ!!

岩手にきたら名物「わんこそば」は食べなくっちゃ。
最近の「わんこそば」は隣に立った店員さんが『はい』『ほい』と言いながらぼんぼんおかわりを入れてくれる旧来の伝統スタイルではなくて、最初から1人前12杯がズラリと並んで出てくるセルフ式。
隣に立たれて次々と圧かけられたら、ギャル曽根化しちゃいますもんね。

ただ・・・・そうすると、まあ・・・・普通のお蕎麦というか・・・WWWW

平泉のお宿は奥平泉温泉の「そば庵 しずか亭」田んぼしかない風景の中をずっ~と進んだ先の田んぼの中の一軒家のような小さいお宿。
例によってオットはタクシーの中で「駅の近くに他のホテルは無かったの???」と不審そうでしたが・・・・

料理に使う野菜はすべて自前の菜園からという野菜自慢のお宿なので、野菜中心のお料理。

すき焼きの具材さえ、菜園で採ったトマトにズッキーニなど。
すき焼きにトマトですと???すき焼きにズッキーニですと???
ところが意外や意外。これがとっても美味しい。ホントだってば。

朝食前に宿専用の菜園で農作業に参加できるというイベントがあったので、もちろん参加。
摘み取ったキューリを丸ごと齧ったり(リアル「となりのトトロ」)、菜園を案内してもらったり、屋外でスタッフさんと一緒にコーヒー飲んだり・・・・ものすごぉく楽しい時間を過ごしました。

菜園見学のあとは、今朝摘み取った野菜を使用した朝食。余計においしい。もちろん完食。
真ん中のはグラスは食前酒にあらず。紫蘇ジュースです。食前酒でもノープロブレムでしたが・・・・

真なんかの小鉢は夕顔の煮物。夕顔ってかんぴょうにしなくても食べられるのか。

宿に着く前は行けども行けども田んぼの風景に不審そうだったオットも、ひと晩過ごしたあとは、例によって「この宿、すごくよかったーーー」と絶賛しておりました。
すぐに掌返すこの性格。めんどくさいんだか、素直なんだかわかりませんWWWW
どのお宿も大満足していたから、それで良しとします。


はじめての東北珍道中~⑤角館で見たもの、食べたもの

2020-09-10 | 旅のあれこれ

東北の有名観光地のひとつ角館へ。
有名観光地であるはずの角館駅前に、まったく人がいない。
いつもは道の幅いっぱいにゾロゾロ観光客が歩いているそうですが・・・昨今のコロナ禍で観光の街の厳しさを目の当たりにしました。

角館の武家屋敷通り。人もいないし、車も通らない静かな武家屋敷通り。

街路樹も、私邸の庭木もとにかく巨木。樹齢100年なんてざらに植わってるようです。

秋田名物はイロイロあれど・・・・角館で食べられるのは、比内地鶏と稲庭うどん。
庭うどんの有名メーカー七代目佐藤養助商店直営店「ふきや」さんで
なんの変哲もない親子丼に見えますが、さすが比内地鶏。鶏肉がコリコリで卵は濃厚。

稲庭うどんは細麺でツルリと滑らかな口当たりのタイプ。

デザートは「フルーツパーラーさかい屋」のフルーツまるごとパフェ。一応、フルーツパーラーという店名ではありますが、おじちゃんとおばちゃんが切り盛りされている民芸風の八百屋さんというか。

Instagramでの映えを意識した昨今のおしゃれパフェとは、ちょっと方向性が違いますWWW
なにせ、この桃に大きなハイビスカスの造花が刺さってた(爆)
むしろ映えないかと・・・・申し訳ないけど、造花はそっと外しました。

桃がまるごと一個乗っかって900円という驚異的なお値段。広島のおしゃれカフェの半額近いんじゃ???。
このあと、昨夜の乳頭温泉で初めて見た「みず」を店先で発見し購入。
「みず」は茎の途中につぶつぶがある不思議な歯ごたえの山菜。さすがに広島では見たこと無いし、食べたこともない。東北ならではのものを買えてうれしい。

 


はじめての東北珍道中~④秘境で秘湯につかる

2020-09-08 | 旅のあれこれ

初めての東北旅行のメインイベントはこちら。秋田県の乳頭温泉の鶴の湯。
                             (鶴の湯HPより)

温泉マニア垂涎のお宿に、温泉素人のワタシ達が紛れ込んでしまいました。
鶴の湯に泊まりたくても予約が取れなくていつになるやら・・・という超人気のお宿ですが、このご時世なのでアレレ??予約取れちゃったよ、いいのか???こんな素人が???みたいな。

青森県の奥入瀬から秋田の乳頭温泉に行くには、車で約4時間。
例によって「5キロ以上道なりです」しか言わない無口なナビ。頼むよ~キミだけが頼りなんだから。
なにせ鶴の湯の住所表示ときたら・・・『秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
番地無しかぁ~~い。住所が国有林ってどーゆーことかいな????
迷子にならないだろうか・・・・ふと、前夜の八甲田山遭難未遂事件が頭をよぎる(汗)。ぶるぶる。

原生林の中を未舗装の道路をガタンゴトン乗り越えて、山奥へ進んで進んで無事到着しました乳頭温泉。
おぉぉお~ナビ優秀。
にしても、ナビの無い時代、世の温泉マニアたちは、どうやってここにたどり着くことができたのか謎。

こ・こ・これが日本秘湯の会イチオシの鶴の湯。

とにかく素朴、鄙びたという以外に表現できません。



お風呂につかる以外することない贅沢。
せっかちなワタシの人生では、何もしないということ自体、あまり経験が無いので、こういうの命の洗濯って言うんだろうな。

お湯は白濁したミルク色なのでご安心ください。混浴でも肝心なところは見えません。
この手描き感満載な案内図↓

内湯は小さめなこんな感じ。すべてのお風呂、源泉かけ流し。

お料理は山菜や川魚中心。見たこともない山菜もありました。
たぶん名物の何かのお団子の鍋。(鶴の湯HPより)

朝食も素朴そのもの。白ご飯がおいしくて3膳おかわりしてしまいました。食べ過ぎだってば。

24時間お風呂に入れます。露天風呂では全国から来た温泉マニアたちと、温泉談義しながらの長風呂。はぁ~極楽、極楽。
往路では、あまりの山奥ぶりにオットは「こんなとこまで来る必要がある???」とブツブツ言ってましたが・・・・ひと晩過ごしただけで「絶対も一回来たい」に変わってました。

否定的意見さえ虜にする秘湯の魅力。まっ、オットはそこそこ単純な人間ではありますが・・・


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