2度のハデ婚、どちらもスピード離婚した男。ギリシャ挙式で金をドブに…
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新型コロナウィルスの影響で打撃を受けているブライダル業界。結婚式を泣く泣く中止や延期にしたり、リモート結婚式に変更した新婚夫婦もいるだろう。
高校の同級生と超スピード婚も…
写真はイメージです
しかし、たった1日の結婚式に数十万、数百万をかけるのもリスキーな話である。今回は2回もハデ婚をしたのに、なんと2回ともスピード離婚したと話す男性にスポットを当ててみた。 都内のイベントコンサル会社に勤務する佐々木拓也さん(仮名・35歳)。年齢の割にファッションセンスが若い佐々木さん、いかにも派手好きというイメージがある男性だ。 「1度目の結婚式は27歳の時、相手は高校のときの同級生でした。同窓会で再開して、僕の方から声を掛けました。彼女自身、結婚願望がすごく強い子で、大学卒業後に就職したけれどすぐにやめてしまったので、当時はフリーター。見た目もタイプだし、僕自身も今の会社に入社したばかりだったのですが割と安定していたので『養ってやる』精神で、交際わずか2か月で結婚することになったのです」 おとなしいタイプの彼女と派手好きの佐々木さん。彼女自体は結婚式に願望はあったが、そこまでこだわりがなかったというので、式はすべて佐々木さんがプロデュースすることになった。 「衣装、花、装飾、ウェディングケーキから、すべてオーダーメイドにこだわりました。花はバラで統一して、僕は黒の光沢のあるスーツで歩くと羽が舞うようにデザインにしました。お色直しは僕も彼女も3回ずつしました。招待客は300人以上で、式と披露宴の様子はYouTubeで配信。当時はユーチューバーがまだそこまで注目を浴びていない時代だったので、かなり新しかったと思います」
「2度目の式は地味です…」ギリシャで挙式
しかしそんなハデ婚にもかかわらず、わずか1年で離婚したという。離婚の原因は教えてもらえなかったのだが、取材中の様子を見ている限りでは佐々木さんの遊び癖が抜けなかったからでは……と勝手に予想する。そんな1度目の結婚から5年後、佐々木さんはふたたび結婚式をやることになったのだ。 「2度目の相手は僕の会社に面接に来た子でした。面接のときから、すごくタイプで色々話を聞いていると彼女もまた『結婚願望がすごくあるので、もし結婚することになったら辞めると思います』と言ったんですよね。『じゃあ、僕と結婚しようか?』と口説いて、すぐに交際がスタートしました。
佐々木さん、2度目の結婚式の様子。なぜか本人写真NG…。
それから半年後に式を挙げることになったのですが、さすがに1度目に派手にやってしまったので、そんなに大人数は呼べないなとなったんです。彼女は内輪だけでもいいと言うので、せっかくなら海外で挙式をすることに。親族と親しい友人を30人ほど招待してギリシャのミコノス島で結婚式を挙げました。その後、周辺の島を周ってウエディングフォトも撮影しましたが、1度目の式に比べるとかなり地味ですよね(笑)」
結局、2年でお別れ
ギリシャ婚とはちっとも地味ではないと思うが、「今度こそ人生の伴侶を見つけたと思った」と述懐する佐々木さん。しかし、その結婚生活も今度はわずか2年足らずで破綻してしまったというのだ。 「結婚式とハネムーンがセットだったのですが、そのときに嫁と大喧嘩をしてしまったんですよね。原因はくだらないことだったのですがそれ以来、ギクシャクしてしまい帰国してからもあまり家に帰らなくなったんです。その後、僕の接待や地方出張が多くなったので、会社の近くにセカンドハウスを借りるようになったら嫁に大激怒されました。結局、結婚生活のうち一緒に暮らしていたのは半年程度。もしずっと一緒にいたら、もっと早く離婚していたかもしれませんね」
普通の感覚なら2度もハデ婚して離婚したら、なかなか簡単に人に話せることではないと思う。しかし、佐々木さんは悪びれることなく話すだけでなく、離婚したことに対してまるで反省する様子も見られないのだ。なお、金遣いの荒いという佐々木さんには基本、貯金がなく、離婚したときも一切の財産分与すらしていないという。後先を考えない人間の典型的とも思えるが、この勢いのある性格が若い女性にとっては「頼りがいがある」と感じてしまうのかもしれない……。