結婚式延期で妻がリバウンド、旦那の悲鳴。エステ代80万円が…
「でも、コロナの影響で結婚式は延期に。非常に残念ですが、一日も早く新型コロナウイルスが収束することを願っています。そして私にはもう一つ残念なことがあって。それは、妻のコロナ太りです」
うなだれた様子で話す武志さん。美幸さんのコロナ太りは深刻なようである。 「妻はウエディングドレスを決めたあたりに、エステに通うことを宣言したんです。少し二の腕がたるんでいたり、鎖骨が出ないのが気になっていたようです。
“運動して痩せれば?”って言ったらイライラしはじめて…。自分の稼ぎで通うと言っていたので渋々了承しました」 美幸さんが契約したエステのローンは16回コース80万円。月2万円の支払いを5年近くかけてするというものだったとか。 「エステに通い始めた頃は食生活に気を付けたり、自宅で筋トレなど努力していました。そのお陰で、かなり引き締まったように見えました。本人も自信が出てきたのか、すごくイキイキしていましたね」
愛する妻の変化に喜んだと語る武志さんであったが、新型コロナウイルスによって全てが台無しになる。 「私たち夫婦は同じ職場なのですが、かなり早い段階で在宅勤務に切り替わりました。ここからが地獄の始まりです」 地獄とは何か? 美に対する努力を重ねてきた美幸さんが一気に崩壊し始めたのだ……。
昼からスナック菓子を頬張るように
「自粛生活ということもあり、妻に対してエステサロンへ行くことを禁止しました。そうしたら怒り始めて…」
誰もが先の見えない不安と戦っていた自粛期間中。きっとストレスを抱えていたのだろう。 「“もう少しでエステは終わるのに、私の努力が無駄になる”って言われたんです。行きたい気持ちも分かりますが、今は不要不急の外出を控えるべきだと説得しました」
武志さんの必死の説得もあってか、美幸さんはエステサロンへ行くことを自粛したという。そしてその後、夫婦は結婚式の延期を決断。この件でも二人は揉めたそうだが、親族からの説得もあり、なんとか決めることができたと彼は振り返る。
しかしこの反動からか、美幸さんは暴飲暴食を始めてしまうのだ。 「在宅勤務ということもあり、仕事をしながらスナック菓子をバリバリ。昼食を食べたら仮眠。ゴムタイプのズボンでリラックススタイル…。みるみるうちに太っていきましたね」
1か月もたたず、エステに通い始めた頃よりも、明らかに太ってしまったそう。 「その日から、体重計に乗りたがらなくなりました。気づいたら筋トレも辞めていましたね。“ダイエットはどうしたの?”と聞くと、すごく不機嫌な表情になるので聞けません。予定していた結婚式が挙げられなかったのがショックだったのはわかります。ヤケ食いする気持ちも理解できるのですが…」
エステに通いなおす妻に不安…
武志さん曰く、“トドに似ている”美幸さん。現在も怠惰な生活を送っているとのこと。
「着る予定のウエディングドレスは入らないでしょうね。また選びなおしじゃないですか? それよりも不安で仕方がないのが、エステのローンですよ」 結果として無駄になってしまったエステ。しかし支払いは残っている。この状況に武志さんは頭を悩ませる。 「太った姿でエステサロンへ行ったら、“もっと頑張りましょう!”とか言われて、更に契約させられる未来しか見えません。妻は押しに弱く、見栄っ張りな性格ですので…」
まずは新型コロナウイルスの収束を願い、多くの列席者に祝福される結婚式が無事に挙げられる日を迎えたいところ。ちなみに美幸さんは近々、エステサロンへ来店する予約を入れているという。武志さんの不安は現実のものとなってしまうのか…。