「健康保険証、来年で廃止」報道で、ネット怒り 「取得は任意だったはず」「進め方が詐欺的」(中日スポーツ) - Yahoo!ニュース
「健康保険証、来年で廃止」報道で、ネット怒り 「取得は任意だったはず」「進め方が詐欺的」
12/22(金) 11:46配信
中日スポーツ
岸田文雄首相
政府が21日、紙の健康保険証を来年12月で廃止する方針を固めたと報じられ、ネット上では動揺の声があがり、反発の声が高まっている。
廃止はこれまで来秋がめどだとされてきたが、自治体などの準備を考慮し、同月まで延長とされた。同月に新規発行はなくなるが、有効期限が残る保険証は最長1年間使うことができるという。また、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替えない人は、健康保険証の代わりとなる資格確認書が発行されるが、有効期限は5年間。
21日、これらの方針が報じられると、ネット上では歓迎する声もある一方で、「取得は任意だったはずなのに」「結局最後はマイナンバーカードに持っていきたいの?」「進め方がとことん詐欺的」「マイナンバーカード推進、紙の保険証廃止は、民意なき政治」など当初の意向と違うといった怒りの声が多数あがり、論争が繰り広げられている。
12/22(金) 11:46配信
中日スポーツ
岸田文雄首相
政府が21日、紙の健康保険証を来年12月で廃止する方針を固めたと報じられ、ネット上では動揺の声があがり、反発の声が高まっている。
廃止はこれまで来秋がめどだとされてきたが、自治体などの準備を考慮し、同月まで延長とされた。同月に新規発行はなくなるが、有効期限が残る保険証は最長1年間使うことができるという。また、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」に切り替えない人は、健康保険証の代わりとなる資格確認書が発行されるが、有効期限は5年間。
21日、これらの方針が報じられると、ネット上では歓迎する声もある一方で、「取得は任意だったはずなのに」「結局最後はマイナンバーカードに持っていきたいの?」「進め方がとことん詐欺的」「マイナンバーカード推進、紙の保険証廃止は、民意なき政治」など当初の意向と違うといった怒りの声が多数あがり、論争が繰り広げられている。
藤井聡太が口にした冗談「詰将棋を解くスピードが衰えた」…「タイトル戦の前日でも延々と研究」師匠・杉本昌隆が解説する「八冠の集中力の構造」(Number Web) - Yahoo!ニュース

藤井は、集中力についてどのように考えているのでしょうか?
「その対象のことを好きになったり、あるいはそれを楽しめるように工夫することが、結果的に集中して取り組むことにも繫がるのかなという風に思います」
「その対象のことを好きになったり、あるいはそれを楽しめるように工夫することが、結果的に集中して取り組むことにも繫がるのかなという風に思います」
藤井聡太が口にした冗談「詰将棋を解くスピードが衰えた」…「タイトル戦の前日でも延々と研究」師匠・杉本昌隆が解説する「八冠の集中力の構造」
12/23(土) 6:06配信
Number Web
藤井聡太の師匠・杉本昌隆は弟子の集中力をどう見ているのか。八冠は「衰えた」と冗談を口にすることもあったという photograph by Keiji Ishikawa
今年10月、将棋のタイトル八冠すべてを手中に収めた藤井聡太。師匠・杉本昌隆は弟子の「集中力」をどう見ているのか。著書『藤井聡太は、こう考える』(PHP研究所)より抜粋して紹介する。(全6回の5回目/初回は#1へ)
棋士の衰えについて
いくら高い能力、集中力をもち合わせた棋士であっても、加齢とともに少しずつ衰えていくのが実情です。
技術的な面でいうと、そのピークは二十代半ばともいわれているのが将棋の世界です。四十代、五十代と年を重ねるにつれて、自分の全盛期よりは衰えていくという見方は正しいでしょう。逆にいうと、まったく衰えないものであるならば、それは生物学的にも、たぶんおかしいはずです。その点では、将棋はスポーツのような、フィジカルが第一になる分野とも似ています。
そして衰えは、トップクラス同士の戦いになればなるほど、顕著になるものです。高いレベルで競い合うほど、紙一重の差が結果に色濃く出てしまうからです。
逆に、勝率五割ぐらいの人の衰えは、傍目には気がつきにくいものだと思います。勝率三割の人だったら、もっと気がつきにくい。勝率が上がれば上がるほど、わずかな手の見えなさ、閃く時間が遅くなっていることが結果に出てしまう。
そういう意味で、羽生善治九段は素晴らしい。正直にいうと、五十代というのはトップ棋士としては大変になる一方の年齢であるわけですが、それでいながらトップクラスの力を維持されているのは大変素晴らしいと思います。
詰将棋を解く能力は十代後半がピーク?
棋士の衰え方というのも、やはり個人差が大きく一概にはいえませんが、一般的には読みのスピードと深さが衰えていきます。例えば、詰将棋を解く能力は、若い人のほうが速いといわれています。
藤井は冗談で、「詰将棋を解くスピードが衰えた」と言うことがあります。昔のほうが速かったとか。もしかすると、一直線に掘り下げていくような能力については、十代後半がピークなのかもしれません。
このような、頭の絶対的な計算能力の衰えもありますが、同時に集中力がなくなっていく傾向も無関係ではありません。
12/23(土) 6:06配信
Number Web
藤井聡太の師匠・杉本昌隆は弟子の集中力をどう見ているのか。八冠は「衰えた」と冗談を口にすることもあったという photograph by Keiji Ishikawa
今年10月、将棋のタイトル八冠すべてを手中に収めた藤井聡太。師匠・杉本昌隆は弟子の「集中力」をどう見ているのか。著書『藤井聡太は、こう考える』(PHP研究所)より抜粋して紹介する。(全6回の5回目/初回は#1へ)
棋士の衰えについて
いくら高い能力、集中力をもち合わせた棋士であっても、加齢とともに少しずつ衰えていくのが実情です。
技術的な面でいうと、そのピークは二十代半ばともいわれているのが将棋の世界です。四十代、五十代と年を重ねるにつれて、自分の全盛期よりは衰えていくという見方は正しいでしょう。逆にいうと、まったく衰えないものであるならば、それは生物学的にも、たぶんおかしいはずです。その点では、将棋はスポーツのような、フィジカルが第一になる分野とも似ています。
そして衰えは、トップクラス同士の戦いになればなるほど、顕著になるものです。高いレベルで競い合うほど、紙一重の差が結果に色濃く出てしまうからです。
逆に、勝率五割ぐらいの人の衰えは、傍目には気がつきにくいものだと思います。勝率三割の人だったら、もっと気がつきにくい。勝率が上がれば上がるほど、わずかな手の見えなさ、閃く時間が遅くなっていることが結果に出てしまう。
そういう意味で、羽生善治九段は素晴らしい。正直にいうと、五十代というのはトップ棋士としては大変になる一方の年齢であるわけですが、それでいながらトップクラスの力を維持されているのは大変素晴らしいと思います。
詰将棋を解く能力は十代後半がピーク?
棋士の衰え方というのも、やはり個人差が大きく一概にはいえませんが、一般的には読みのスピードと深さが衰えていきます。例えば、詰将棋を解く能力は、若い人のほうが速いといわれています。
藤井は冗談で、「詰将棋を解くスピードが衰えた」と言うことがあります。昔のほうが速かったとか。もしかすると、一直線に掘り下げていくような能力については、十代後半がピークなのかもしれません。
このような、頭の絶対的な計算能力の衰えもありますが、同時に集中力がなくなっていく傾向も無関係ではありません。
将棋の技術と体力は密接に繫がっている
これはトップクラスの棋士でも同じだと思うのですが、年をとるにつれ、肉体的な疲労からなのか、どうしても短気になってしまうことがあります。読みを入れている時に、途中で打ち切ってしまうことが出てくるのです。
やはり四十歳を超えてくると、根気がなくなってしまいがちです。勝負の局面で「もうこれくらいでいいや」というように、早々と諦めてしまうのです。
衰えが出てくると、得意とする持ち時間も狭まってきます。持ち時間が極端に短い棋戦では、反射神経の点で、どうしても若い人のほうが上回ってしまいます。ですから、三時間ぐらいの持ち時間のほうが、我々ベテラン世代には合っていると思います。
そういう意味では、将棋の技術と体力は密接に繫がっていると思います。
眼鏡で勝率が上がったケースも
そして、こうした衰えは、経験によりある程度は補うことができると私は考えます。
「経験値+落ち着いて考える時間」がベテラン世代には必要なのです。それがあれば技術・体力の衰えをカバーすることはできると思います。
また、佐々木大地七段は車の免許を取るために眼鏡をつくり、その後勝率が上がったそうです。かつて、中原誠十六世名人も、眼鏡を変えたことにより勝率が上がったという話があります。
タイトル戦の前日でも延々と研究
藤井は、集中力についてどのように考えているのでしょうか?
「その対象のことを好きになったり、あるいはそれを楽しめるように工夫することが、結果的に集中して取り組むことにも繫がるのかなという風に思います」(マイナビニュース 2022年7月19日)と述べています。
つまり、好きなことを見つけ、集中する体験を少しずつ増やしていくことが大切だということなのでしょう。
私が見る藤井は、タイトル戦の前日でも延々と研究を続けています。
「集中するための時間」をあえて設けていない
集中力とは、一般的にはある短時間に一点集中して事を成し遂げていくイメージがあります。私から見る藤井の集中力を一言で表現するなら「持続力」です。
また「集中するための時間」をあえて設けていない。
勉強や仕事のできる人は、十八時になったら取り掛かろう、などと考えません。「やりたい」と思った時にいきなり没入します。時間を言い訳にしないのです。
つまり、集中の深度もさることながら、時間設定がなく、時間軸が長いのです。
短時間にゾーンに入ることはできても、それを長時間続けることは難しい。
藤井は集中力を意識しているのではなく、大好きな将棋と自分を一体化させているのでしょう。
対局中「一番集中できている時は、集中しているという実感すらないような状態になり、一分が長く感じる」(東京新聞TOKYO Web 2020年7月22日)とも述べています。
つまり、集中力とは、集中することを意識しなくなった時、初めて訪れるものなのです。
<続く>
これはトップクラスの棋士でも同じだと思うのですが、年をとるにつれ、肉体的な疲労からなのか、どうしても短気になってしまうことがあります。読みを入れている時に、途中で打ち切ってしまうことが出てくるのです。
やはり四十歳を超えてくると、根気がなくなってしまいがちです。勝負の局面で「もうこれくらいでいいや」というように、早々と諦めてしまうのです。
衰えが出てくると、得意とする持ち時間も狭まってきます。持ち時間が極端に短い棋戦では、反射神経の点で、どうしても若い人のほうが上回ってしまいます。ですから、三時間ぐらいの持ち時間のほうが、我々ベテラン世代には合っていると思います。
そういう意味では、将棋の技術と体力は密接に繫がっていると思います。
眼鏡で勝率が上がったケースも
そして、こうした衰えは、経験によりある程度は補うことができると私は考えます。
「経験値+落ち着いて考える時間」がベテラン世代には必要なのです。それがあれば技術・体力の衰えをカバーすることはできると思います。
また、佐々木大地七段は車の免許を取るために眼鏡をつくり、その後勝率が上がったそうです。かつて、中原誠十六世名人も、眼鏡を変えたことにより勝率が上がったという話があります。
タイトル戦の前日でも延々と研究
藤井は、集中力についてどのように考えているのでしょうか?
「その対象のことを好きになったり、あるいはそれを楽しめるように工夫することが、結果的に集中して取り組むことにも繫がるのかなという風に思います」(マイナビニュース 2022年7月19日)と述べています。
つまり、好きなことを見つけ、集中する体験を少しずつ増やしていくことが大切だということなのでしょう。
私が見る藤井は、タイトル戦の前日でも延々と研究を続けています。
「集中するための時間」をあえて設けていない
集中力とは、一般的にはある短時間に一点集中して事を成し遂げていくイメージがあります。私から見る藤井の集中力を一言で表現するなら「持続力」です。
また「集中するための時間」をあえて設けていない。
勉強や仕事のできる人は、十八時になったら取り掛かろう、などと考えません。「やりたい」と思った時にいきなり没入します。時間を言い訳にしないのです。
つまり、集中の深度もさることながら、時間設定がなく、時間軸が長いのです。
短時間にゾーンに入ることはできても、それを長時間続けることは難しい。
藤井は集中力を意識しているのではなく、大好きな将棋と自分を一体化させているのでしょう。
対局中「一番集中できている時は、集中しているという実感すらないような状態になり、一分が長く感じる」(東京新聞TOKYO Web 2020年7月22日)とも述べています。
つまり、集中力とは、集中することを意識しなくなった時、初めて訪れるものなのです。
<続く>