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次の天皇」秋篠宮さまに「何を教えるべきか」という大問題

2024年11月18日 03時03分54秒 | 皇室のこと

令和の次に来る時代、その重責を担うのは「皇嗣」である秋篠宮しかいない。しかし一家には難題が山積し、何より秋篠宮自身が迷いの中にあるようにも見える。いま、何を思うのか(本記事は「週刊現代」11月7日号の再掲です)。 【写真】偏差値72、天皇家で一番の頭脳 愛子さま東大入学の可能性は
「歳の差」が意味すること


11・16・2020

Photo by gettyimages

 10月中旬。秋篠宮は、曇天を水面に映す窓外の池を見つめていた。  場所は赤坂御用地の東端、秋篠宮家の仮住まい「御仮寓所」。その一室で、秋篠宮はこの日、コロナ禍のあと初めての談話となる「『みどりの愛護』のつどい」に寄せるビデオメッセージ収録に臨んだ。 

 一礼して顔を上げた秋篠宮は、冒頭の35秒間、一度もまばたきせずカメラを見つめ、話し続けた。緊張とも決意とも、そして不安ともとれるような微妙な表情。それは自らにとって、そして妃である紀子さまと長男の悠仁さまにとっても、重大なターニングポイントが間近に迫っているためだったのだろう。 

 ちょうど30年前、新婚の秋篠宮と紀子さまは、この御仮寓所と同じ場所に建っていた木造平屋で生活を始めた。旧乳人官舎を改築した質素な家だ。  庭の小さな池には、生物学者としても知られる秋篠宮の好きなナマズが泳ぎ、幼い眞子さまと佳子さまはよく餌をやってはしゃいだ。 


 思い出の池こそ当時のままだが、いま建物は3階建ての巨大なものに様変わりしている。天皇代替わりに伴う秋篠宮邸拡張工事が終わる再来年春まで、一家はこの総工費9億8000万円の要塞のような家に住まう。  

変わったのは家だけではない。30年前は、皇位継承の心配など誰もしていなかった。だが結局、現在に至るまで男系男子は悠仁さまひとりしか生まれていない。  

皇位に就かないまま生涯を終えると考えていた秋篠宮は、いつしか次代の皇族の中心となることを運命づけられてしまったのだ。 

 現在、天皇より若く、かつ皇位継承権をもつ皇族は秋篠宮と悠仁さまの二人のみ。そして、天皇と悠仁さまには46歳もの歳の差がある。 

 「次の天皇の問題となると、世間は『悠仁さまか愛子さまか』という議論に終始します。ところが、仮に今上天皇が上皇と同じ82歳で生前退位を表明するとして、そのとき愛子さまは40歳、悠仁さまは35歳。 

 一気に代替わりをするには、お二人ともいささか若すぎる。おそらく、天皇として自立するには時期尚早という話になるでしょう。

  いま秋篠宮さまが皇嗣になるということは、今上天皇と愛子さま・悠仁さまの世代の間を繋ぐ天皇として、秋篠宮さまが即位する可能性も十分にあり得ることを意味しています」(宮内庁関係者)  秋篠宮こそが次期天皇―そのことを内外に示す場が、11月8日に行われる立皇嗣の礼である。

  昭和天皇が即位した直後の秩父宮など、過去にも皇嗣はいたが、皇太子のような「お披露目」が行われるのはこれが史上初。立皇嗣の礼は、安定的な皇位継承に政府と宮内庁が寄せる、並々ならぬ決意の現れともいえる。 

 しかし問題は、当の秋篠宮自身が、まだ十分にその自覚を持っているように見受けられない点だ。




小室君問題はどうする?

Photo by gettyimages

 とりわけ周囲の不信を招いているのは、言うまでもなく、皇室にとって大きな節目となるこの11月を迎えても、眞子さまと小室圭さんの結婚問題が一向に解決に向かっていないことだろう。

  2年前の11月、秋篠宮は会見で小室さんに向け、こう語気を強めた。  

「結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います」 

 「きちんと整理をして、問題をクリアする(中略)そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」

 しかしその後、事態は膠着し、お二人の結婚行事は延期となったまま。一方で眞子さまの決意は堅く、秋篠宮にも紀子さまにも耳を貸さない状態が続いているという。  前出と別の宮内庁関係者はこう評する。 

 「秋篠宮さまからは結局、この問題について何のご説明もない。婚約延期発表から数えれば、すでに2年9ヵ月が経ちます。 

 この11月の誕生日会見で納得できるお言葉がなければ、国民の中には『3年が経とうというのに、次期天皇がご自身の娘さんのことも決断できないのか』と、秋篠宮さまの資質に疑問を持つ方も出てくるかもしれません。 

 ご結婚に絶対反対ならば、理由を含めて言うべきですし、理解を示すのなら、今後具体的にどうするかを語らなければならない。このままでは、上皇陛下にも顔向けできない状態が続いてしまう」 

 次の天皇、その次の天皇を輩出することが内定した秋篠宮家は、もはやこれまでのように「皇族でありながら、一般国民に近い自由な立場」を謳歌するわけにはいかない。それこそが、皇嗣になるということだ。 

 これまでなら「プライベートなこと」「本人の意向を尊重する」などとしてなんとかお茶を濁すことができた家庭内の問題も、今後は「次期天皇家の問題」、ひいては「国家の問題」とみなされる。 

 「次男坊」の地位に甘んじてきた秋篠宮には、そうした責任の意識が、希薄であるように見えなくもない。 

 上皇が生前退位を表明し、皇嗣となることが決まってから、にわかに秋篠宮は当代の識者に「家庭教師」を依頼するようになった。講義は形式的には悠仁さまに向けて行われるが、いつも決まって秋篠宮が同席し、熱心に質問をする。  


「秋篠宮家は『普通の家族と同じように暮らすことが大事』というポリシーでしたから、悠仁さまにはこれまで学者の講義をほとんど受けさせなかった。一方、秋篠宮さまご自身も、歴史や歴代天皇の事跡については体系立てて学んでいない。 

 ですからここ2年ほどは、昭和史・昭和天皇に詳しい作家の半藤一利氏などをお住まいに呼び、親子で話を聞いているというわけです」(全国紙宮内庁担当記者)  上皇は在位時、海外の元首などから表敬を受けると、歴史だけでなく世界情勢や各国関係の機微についても深い知識を披露し、周囲を驚かせた。ときには和歌や古典を自在に引いてもみせた。 

 それは10代のときから、東宮教育参与で元慶應義塾塾長の小泉信三氏をはじめ、常に一流の学者たちの薫陶を受けてきたからこそ可能だったことだ。 


 一方、秋篠宮は帝王教育を施されず、通っていた学習院でも決して勉学に熱心ではなかった。生物学に関しては専門家としての知識を持つ秋篠宮でも、50代から専門外のことがらを学びはじめ、上皇と同様の境地に達するのは容易ではない



大丈夫でしょうか

 さらに言えば、知識や学識を身につけるだけで、天皇の重責が十全に務まるわけでもない。上皇の学友として知られる明石元紹氏は、天皇というものの本質についてこう述べる。  

「天皇となれば、他の皇族とも一線を画すことになります。普通の生活など、望むべくもありません。常に国民と世界の平和を祈り、そのためには自らが犠牲になることも厭わない。天皇が国民に尽くす姿を示し続けることで、皇室は存在意義を保っているのです。  

そうした基本を守ることができなくなれば、遠くない将来、皇室不要論さえ出てきかねない」  

天皇・皇室とは、日本人にとってのひとつの模範であり、理想像でもある。その視点から見て、いまの秋篠宮家は少々心もとない―そう感じる国民は多いことだろう。


  事実、秋篠宮家が次世代の皇室を担っていくことに対する不安が、一家と日々直接向き合う皇嗣職職員のあいだでも、いま急速に広がりつつある。  近年の秋篠宮家は「御難場」と呼ばれ、皇嗣となってから大幅に増やされた職員には、退職者が続出している。 


 「以前は大手銀行などの関係者を職員として採用していましたが、近頃は『ご辞退させていただけませんか』というケースが増えている。ご夫妻の指示がコロコロ変わるとか、ミスをすると絶対に許していただけない、といった噂が伝わってしまっているのです。  


加えて親子喧嘩も絶えない。眞子さま、佳子さまは学生時代には目立った反抗期がありませんでしたが、そのぶん20代に入って反発することが増えました。紀子さまとの間でときに不穏な言葉が飛び交い、それを悠仁さまが真似するので困る、と訴える職員もいます」(前出と別の宮内庁関係者)  次々代の天皇、悠仁さまは秋篠宮や紀子さま、眞子さま、佳子さまの背中を見て育つ。悠仁さまが、試練の最中にある秋篠宮家で思春期を過ごすことの影響は、ゆくゆくは日本国民に跳ね返ってくるかもしれない。 


 いま秋篠宮の肩には、令和の次、そしてさらにその次の時代までもが懸かっている。皇室にとって大きな意味を持つこの11月、世の憂いを晴らすような秋篠宮の行動と言葉が待ち望まれる。


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テレワークで出世する人/しない人」人事はどこを見ている?

2024年11月18日 00時03分53秒 | 社会のことなど
テレワークで出世する人/しない人」人事はどこを見ている?

急事態宣言が解除されたものの、ひと心地つく間もなく「アラート」が発動。コロナをめぐる政府や行政の対応は相変わらず混迷を極めています。  


6/12/2020

ただ、そうしたマクロの視点はさておき世の多数を占めるサラリーマンにとっては、今後の会社員人生にどう影響が出てくるのかのほうが関心事です。 「withコロナ」という言葉が出てきていますが、本稿においては市場の変化は横におき、会社員の組織における動き方という点に絞り、「withテレワーク」の環境下でどう動いていくべきなのかを考えていきたいと思います。 

社内の「ひそひそ話」は絶滅の危機
 まずは今後、コロナがある程度、落ち着いて以降の会社の様子から考えていきたいと思います。  テレワークは間違いなく広がっていくはずです。特に一都三県の会社では来年の東京オリンピック期間の対応、また大地震などの自然災害リスクなどもあるため、必然的に進みます。企業規模を問わず、家賃や交通費、人件費など諸々の経費を圧縮させ、かつ通勤時間という無駄な時間をカットさせて転用できるという「会社にとっていいこと」尽くめのテレワークを経営サイドは積極的に定着させていくでしょう。 


 それにより古い体質の会社にありがちだった「昭和型チームワーク」は急速に崩壊していきます。一部の権力者を中心としたインナーサークルが社内中枢に形成され、会社に存在する旨味の多くはそのサークルの構成員が確保するという構図のチームワークです。 

 みんなが集まっている会議はニコニコと無難に進行、終了後に一部の有力者だけが修羅の顔を突き合わせて「さてさて、どうするよ?」みたいなシーンは確実になくなっていきます。  なぜなら、そうした「ひそひそ話」は突発的に阿吽の呼吸で手短に行うので、どうにもこうにもZoomなどのビデオ会議ツールの空気感や、履歴が残ってしまうチャットなどが多用されるリモート環境とは相性がよくありません。  

関係者に共有されるスケジューラの運用が徹底されてしまうと、そこに表示されない時間帯を作って「ひそひそ話」をすること自体がやりにくくなるという理由もあります。  

テレワークによるリモート会議とグループチャットを中心とした仕事の進め方は、そのやりとりを多くの関係者に常に見られながらやっていることになるので、結果的に会社に「貢献していない人/できない人」をあっという間に浮き彫りにします。従来は感度のいい人しか気づかなかったことが、ほぼ全員がわかるようになったことは大きな変化です。 

 今まである部門で評判が悪い人がいても、一緒に仕事をしていない他部門の人からすると「そうなのかなあ? そんなに悪い人間に見えないけど?」と言ったように評価が分かれることはままありましたが、そうした「評価のギャップ」は急速になくなっていくでしょう。  いわゆる二枚舌三枚舌を駆使して組織内の政治力というものに頼っていた人は行動様式を変えないとその武器を奪われ、足元をすくわれることになります。「昭和型チームワーク」にいた人たちの中で、直接的に会社のオペレーションに貢献していない人も不要扱いになるリスクが一気に高まっていくはずです。 


「見えるもの主義」の加速
 人事評価は「見えるもの主義」が進んでいくと考えられます。  たとえば、新規開拓の営業部のAさんは潜在顧客をだいたい月に5件訪問して半年に1回は1件の大口を取ってくる。一方、Bさんは同じく月に10件訪問して毎月1件は小口を取ってくる。人事評価でBさんがAさんより低かったことが判明し、怒ったBさんが上司や人事におかしいと文句を言う。その場合、どこかでもにょもにょとした話し合いが行われ、一応はBさんは納得します。 

 ところがベテランCさんは月に3件しか訪問はしませんが、Aさんよりもずっと規模が大きい大口を追いかけて、自腹で飲み会やら電話やらで攻勢をかけています。ただし、今年度は営業成績はゼロに終わりました。  それでも超大口が取れそうになっているのを上司は知っていますし、過去の実績からも次年度取れそうというのはわかっています。このCさんの評価がAさんよりもさらに高くなったため、今度はAさんが文句を言います。それでもごにょごにょと話し合ったあと、Aさんも納得はします。  

成果主義ができてるのか、できてないのがよくわからないこうした状態は、ある種日本の会社に馴染んできました。ここで文句を言った側が最後矛を収めるのは、上司の口がうまいというだけではありません。情報の非対称性があったからです。 

 Cさんとお客さんとのやりとりを深くまで知っているのは上司とCさんだけです。なので、Aさんと上司の話し合いにおいて、Aさんを説き伏せるためにちょっと話を盛ったところで、Aさんには真相はわかりません。しかし、今後はオープンな場で、3者以上が一斉につなぐシチュエーションでのやりとりが増えていくためにAさんやBさんも真相を知っていくようになります。  オンライン会議はあらかじめスケジュールを決めるというステップがあるため、「ちょこっとした1対1のやり取り」が激減していきます。わざわざ「ちょっと今日、ちょこっと話していいか? ○時から」とはなりにくいです。  

そんなやりとりをメールでするならば、電話でさっと話してしまえという行動も昭和のおじさんは得意ですが、若い人ほど身構えて、不慣れになっていきます。通知された番号を見てスルーすることも、未読スルーに慣れた世代にとってはお手の物。  

つまり、これまではある意味で社内を丸く収める効果があった「情報格差」が減っていくため、言い逃れや裁量が働きにくくなり、よりわかりやすい数字表現に評価が委ねられていくわけです。


評価されるマネージャーのあり方にも変化
 ただ、数字で示される結果は市場環境が大きく影響します。そのため、本人や当該部署だけの努力によるものだけではなくなるので、数字による評価はわかりやすいようでいて、きちんとやろうと思うとすごく難しいことになります。さらに「withコロナ」の中で出てくる数字をどう評価するのが適切なのか、その正しい答えは誰にもわからないわけですから仕方ありません。  


目標達成に重きを置きすぎると、伸び盛りの部門の人だけが評価され、市場が縮小しつつある部門の人が評価されにくくなり、不公平感によって人の定着も難しくなるという問題も発生します。現実はそんな愚を犯している会社はたくさんありますが、ダウントレンドのマーケットにいる人間はどうしても高い評価を得ることはできないシステムには大きな問題があるわけです。 


 余談ですが、筆者が生業としている雇われ経営者の世界でも、ダウントレンドからV字回復させるのと、普通に利益が出ている巡航速度の会社を伸ばすというのとでは異なるタイプの難しさがあります。  


ただし、一般的には前者のほうが難易度が高いにもかかわらず、前者は会社そのものが儲かっていないので報酬が安く、後者は異常に高いという現実があります。フェアに人材市場で評価されているものと思いきや、その現実を知ったときには大いにがっかりしました。  さて、本題に戻ります。仕事の遂行度や目標達成度など、課された業務の成果のみを評価要素として見る「業績評価」が難しいとなると、過程を重視する「プロセス評価」を充実させていこうという流れになります。「プロセス評価」は今までも実施されていたことですが、担当している仕事が進んでいるのか否かは究極的には当事者しか実態はわからないため、どこか曖昧にはされてきました。 


 それがほかの人からもわかりやすく見えやすくガラス張りでやっていこうとすると、評価する管理側の在り方も変わっていかなければなりません。目的と目標、そこへのプロセスを設計できて、それをもとに追いかけていけるような高度なスキルが求められます。かなり完成度の高いマネジャーしか評価されなくなっていくため、むしろそれができる人の希少価値が相当上がってくるかもしれません。 

 そうなると、最終的には評価を行う側も面倒になってきて「えいや」で若干の好き嫌いが入りながら「ごちょごちょっとなった結果」が出ることに。結果的に真面目に働いてきた多くの人にとっては今までと変わらないのかもしれません。会社によってはわかりやすいアピールする人だらけになっていって、社内の議論において中期的な目線が抜けて刹那的になり……という混乱が起こることもあるかもしれませんが、慣れの問題として収束していくでしょう。  

ただし、以前の記事に書いた「テレワーク忍者」、要するになんとなくにぎやかしのような存在で目を付けられていなかった「実は働いていない人」には容赦ない未来が待っている可能性が高いはずです。 


「宴会機能」はどうアップデートされるのか?
  また、会社内で発生する新しい仕事としては、テレワークの弱点を補足する仕事が出てくると推測されます。それはかつては「宴会」と呼ばれるものでフォローされていた機能の逆のことかもしれません。  

宴会には「実務をしっかりやっているけれども目立たない人」ともきちんとコミュニケーションを取るような機能があったと思います。それとは逆に、実務を人質にして過剰に権力を持ってしまう人と組織運営上の権限のある人とのパワーバランスを維持するようなことが求められてくるのではないかと推測しています。  

結局、やることは「コミュニケーションを深める」ということで一緒ですが、少し意味合いが違ってくるのかと思います。今まで甘い汁を吸っていた、あるいは状況に甘んじてサボっていた一部の人にとっては居場所や役割を改めて探さないといけないでしょう。 

 ただ、こうしたゲームチェンジは個別の企業を見れば、オーナーや社長が変わる際、旧体制派の人たちが排除されるというかたちでこれまでも起こり続けてきたこと。それが今後、日本中で一斉に起こるという状況になっていくというわけです。



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