腸内細菌は「睡眠の質」にも影響する:眠りを“調節”する治療にもつながる研究結果
わたしたちの腸内にすむ無数の微生物は、高度に調節されたエコシステムを築いている。
わたしたちの腸内にすむ無数の微生物は、高度に調節されたエコシステムを築いている。
10・19・2020
生物の振る舞いは遺伝子の産物であるという概念にはほぼ疑う余地がなくなってきているが、これらの腸内の微生物叢(マイクロバイオーム)もまた、わたしたちの心身状態を大きく左右している証拠も明るみになってきた。
これまでの研究では、ヒトの免疫システムや代謝、体内時計(概日リズム)などの調整に、腸内で共生している小さな微生物が関与していることが明らかになっている。
米国のミズーリ大学医学部の研究チームは、このほど世界中で10億人以上の人々が経験している慢性的な「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」にも腸内細菌が関与している証拠を、ジャーナル誌「Experimental Neurology」で公表した。
眠っている間に呼吸が10秒以上も止まるこの病気は、腸内マイクロバイオームの環境を変化させ、糖尿病、高血圧、認知機能障害などの合併症を引き起こす可能性が、マウスを使った実験によって確認されたのだ。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
WIRED.jp 10/20(火) 8:11>2021