罰当たり!“賽銭泥棒”逮捕 柄杓に粘着テープつけて…一部始終見ていた宮司が取り押さえる 福岡市
福岡市の神社で白昼堂々、男が罰当たりな犯行です。
その一部始終を見ていたのは、防犯カメラだけではありませんでした。
2月1日、正午ごろに撮影された福岡市城南区の神社の防犯カメラの映像です。
全身黒い服の男が本殿の中の様子をうかがっています。
男は一度、その場を離れ、今度は棒の様なものを持って現れました。
男は棒を本殿に突っ込むと、次の瞬間、手には白い封筒のようなものが!
賽銭泥棒です。
本殿の中で一部始終を見ていた宮司は、男を追いかけました。
当時の状況について宮司はー
「どのように気づいて捕まえられたんですか?」
【御子神社 石橋一成宮司】
「この方は今まで何度も怪しい感じっていうんですかね、挙動不審な感じで上がって来られてる方で、「何してるんだ」と言ったら「取ってない」と言って参道を逃げていきました。逃げよう逃げようとするので押さえるのに精一杯で、どんな状態だったかあんまり覚えてないですね」
賽銭箱に入っていた現金1000円を盗んだ、自称・住居不定・無職の白川裕之容疑者(66)が現行犯で逮捕されました。
調べに対し白川容疑者は「金を盗みに入った」と容疑を認めているということです。
この犯行に使われたのは、手水に使うひしゃくでした。
【リポーター】
「男はひしゃくの先に粘着テープつけて、こちらの窓から突っ込み、賽銭の入っていた封筒を盗んだということです」
この神社ではこれまでにも賽銭箱ごと盗まれるなどたびたび被害に遭ったたため、5年ほど前に防犯カメラを設置したということです。
【御子神社 石橋一成宮司】
「逃げずにごめんなさいって言ってくれれば帰すつもりで声をかけたんですが、逃げましたので、抵抗されると押さえる。悲しい作業になってしまいました」
宮司は、前もって声をかけて止めなかったことが心残りだと話していました。
テレビ西日本