電球は独特の暖かみのある感じが好きですが、電球は淘汰される運命なのか?確かに寿命が短く、省エネではない。しかし木の家もそうではなかったか。古くなると汚く汚れ、手入れしないといけない素材は一時、建築の仕上げ材からほとんど消えた。しかし近年、持続可能な素材、健康な素材、美しく錆びる素材としてもてはやされて来ている。新素材の良さ、木の欠点ばかりを住宅メーカーが宣伝し、木の良さを知って貰う努力をして来なかったから、または知らなかったからだ。私は木の専門家として、木の欠点、良さを多くの人に知って貰う努力を、これからも続けて行く。欠点もあるが、良い所はそれを補ってあまりあると思っているから。電球の専門家でないのであまり言えないが、一つだけ、焚火の火と同じように、根源的に温かく好きな灯りだと感じる。新しい素材が安全かどうかも、時間が判断してくれるだろう。電球もある道では、残って行けるのかも知れない。
基礎の上に、基礎パッキンを置き、桧の150角の土台が乗ります。そこに土台を止めるボルトが出て土台を基礎に固定します。今は、壁が強すぎると柱が抜けないように、別にホールダウンという、15ミリのボルトが必要なことになっています。昔ながらの家の建て方をするには、複雑な構造計算をし、大丈夫な事を証明しなければ、法律により罰せられます。だから、よほどのこだわりがない限り、建てる事は出来ません。だから、法隆寺も、正倉院も姫路城も、高知城も、昔の建物は、全て違法建築と言う事になります。おかしいけれど、この法律を守らなければ建築出来ません。この法律を守れば良い建築ができそうですが、守れば最低限の材量で、最低限倒れにくい構造になると言う事なのです。しかも仕上げ材は何を使っても良いという事なので、どんどん貧しい素材で作られる事になる。安く、早く。ハウスメーカーの家が、天然素材を使う事が、ほとんどないのは、クレームを起こしたくないからです。10年間はクレームが来ない素材で作っている。しかし10年経てば取り替えないと、貧しくなるという事。自然素材の木や土は、割れたりゆがんだりする可能性がある。しかし、美しく錆びる。私は、土や木を使い、仕上げる。建具の手入れもいるし、メンテナンスも必要だ。しかしそれは、そこで暮らす快適さを考えると、許せる事だ。冷房をかけると、確かに快適だが、体には負担がかかる。機械を使う事はエコではないし、持続可能性が無い。だから私は、程々の快適さで自然を感じながら暮らす方を選んだ。選んだ以上自分の責任。たまにはエアコンの必要な日もあるが、土佐の風を感じながら、少し負けず嫌いな、おんちゃんになって、暮らして行く。その方が豊かだと思うから。
ステンドグラスは、ログハウスを建てるにあたり、よく使うアイテムの一つです。F邸では、玄関とトイレのドアに入れました。外部の光が明るい昼は、室内から見ると美しく輝きます。色々なデザインがありますが、私は抽象的なデザインの方が、色々想像出来、面白くて好きです。ログハウスと相性が良いのは、手作りで暖かみがあり、世界に一つしかないものだから?世界に一つだけの素材で、職人が作るログハウスには、必然的に、手作りの暖かみのある物との相性が良いようです。
アイビーログ工房の公式HPはこちらからどうぞ
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高知大学生による、ツリーハウスプロジェクトも、着々と進んでいます。写真は基礎の型枠を作っている所。そして先日基礎も完成しました。デッキ部分の刻みも終了し、デッキの骨組みは、アイビーログの工房から、大学へ運んでいます。デッキの建て込みは、10月の日曜日を予定しています。我こそはという方は、参加歓迎です。刻みは少人数ですが、毎日のように、工房で作業が進んでいて、今年中の完成も見えて来ました。だんだんと学生達も、自信を持って道具を扱う事も出来るようになり、やはり、習うより慣れろだと、感じています。一生懸命にやれば、必ず出来る事を、感じてくれれば良いと思っています。ツリーハウスと言っていますが、今回は大学構内だと言う事で、高床式の建物になります。
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高知市鏡のログハウスのカフェ、木楽家さんが、高知の情報誌「ほっと高知」の表紙に出ていると聞き、さっそく購入。女の子が、デッキでコーヒーを飲んでいる写真が。近頃は、こだわりのあるカフェが多く出来て来ていて、ちょっと行って見ようかと思う店が、多くなってきたのは、嬉しい事です。木楽家さんの良い所は、場所が凄く不便な遠い所にあり、非日常性が高くかつ、のんびり出来る所だと思います。中に入ると、ほっとするような空気が迎えてくれます。ご主人と奥さんの人柄もあるのかも知れませんが、落ち着いて、長居してしまう感じ。まるで別荘のようなカフェと、紹介されていますが、本当にそう思います。良く手入れされ、愛情を持って、住んで貰っている事が、私にとっては一番嬉しい事です。また、デッキで鳥のさえずりを聞きながら、ミルを挽き、涼しい谷風の中でコーヒーを飲みたいと思いました。