土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

自己満足の為か?否、常に、職人は良い物を造りたいのです。

2009年02月28日 08時50分01秒 | Weblog
写真は設計士のOさんに頼まれ、新浜市の国道11号線沿いに建てているO邸。デッキも完成し後は設備や、電気器具を取り付ければ完成です。アイビーログ工房の物件には、到底見えませんが、木造なら、どんな建物でも建てられるのは、案外知られていません。この建物は設計時、壁、天井はクロス、床は合板のフロアーとなっていましたが、お世話になっている、岡田建材の社長と話しをし、無垢材を安く提供してもらえる事となり、大工の棟梁、赤松さんに手間が掛かるけどやってくれと頼み、内部は木の香る仕上げが、実現しました。二階はなんと、無節のヒノキのフロアーを張り、一階は杉の、天然木のフロアーと腰板が奢られました。カウンターも無節の一枚板。今の方は節に割れがあったりすると、クレームをつけたりするので、理解してもらえないと、中々使うのが難しい素材です。また無節は、高価すぎて、中々これも使いずらい素材。縁あって、O邸の床に来た物です。素材の感触を楽しんで、経年変化で美しい物にしてもらいたいと考えています。図面どうりクロスを使い、合板フロアーを施工すれば、安く行くのに、岡田の社長も、赤松さんも、私も馬鹿だなーと思いますが、長く住めば、施主さんもその良さが分かって来ると思います。施主さんの喜ぶ顔が見たい為か、自己満足の為か、やっぱりいい物を、みんな造りたいのだと思います。

山村レイコが、工房に来たー。

2009年02月26日 10時13分04秒 | Weblog
工房に突然写真の女性が来て、パワフルに嬉しそうに話をしてきた。よく見ると、何処かで見た顔。バイク雑誌によく登場するエッセイストの、山村レイコさんだった。自分もろぐハウスに住んでいると、楽しそうに話してくれ、夢の丸太小屋の表紙にも出ていると、雑誌を探し、見せてくれ、音響が良いので、コンサートなんかを開きたい等、夢を語ってくれました。遍路が楽しく、今は、歩くことに夢中だそうで、悩みは道端での、人との出会い、そして、おしゃべりが楽しすぎて、ぜんぜん前に進めない事だそうで、アイビーログ工房でも30分以上話していました。ビーパルに出てきそうな、出で立ちで歩いて行きましたが、すぐそこで、また、おばちゃんと立ち話をしていて、今日中に国分寺まで行き着くのかと、心配するようなペースでした。今までにない、新しい日本女性の形というか、生き方なのかもしれませんが、NHK等で見る、あのまんまの女性でした。パワフルに生きて、人生を楽しむ。遍路は楽しいのだそうです。昔とは、ちがうねー。昔は救いを求めて一人、厳しい旅をしてたのに。いや山村さんも、何か救いを求めて、一人楽しい旅をしているのかなー。

アンパンマンミュウジアムの、ダダンダン

2009年02月24日 09時18分42秒 | Weblog
工房の近くに、アンパンマンミュウジアムがあり、小さな子供さんのいる家族が、休日には多く訪れています。私は一度も入った事がないのですが、写真の、バイキンマンの操作する、ダダンダン、の実物大で出来たと言うので、寄って見ました。小さかった子供も20歳を過ぎ、この建物も建って10年前後。周りの施設も充実して、大人も訪れる人が増えているようです。アンパンマンと、ミッキーマウスは、子供が自然と好きになる、キャラクターだと聞いています。何故好きになるか?分かりませんが、ログハウスが好きかと聞くと、大半の人が好きだ、と答えるのに似ているような気がします。好きと言う事は理屈ではないのだと、思います。だから、その事を大切にするために、環境に敏感な企業でありたいと思います。好きな建物を作る工場が環境破壊をせず、循環型の家作りをしている事は大切です。小さな子供さんのいる人にこそ、アイビーログ工房の建てるログハウスに、住んでもらいたいと思います。理屈抜きに、好きになる建築だと思って建てています。一度、ダダンダン、を見に来て見ては、かなりの迫力です。                    

愛される建築。

2009年02月22日 22時12分23秒 | Weblog
昼から雨。近頃良く話題に上がる、大田口カフェへ行ってきました。Iターンの若い夫婦が開いたカフェは、昔、喫茶店で休業中の建物を借りて、始めた物で、ちょっと気になっていました。若い人の感性で小奇麗に改装され、薪ストーブが燃える、お洒落な空間に変身していました。この店の設計者は、昔世話になった、楽安さんと聞いています。初めて入ったのですが、設計の古さは感じず、床がいい感じで古びていました。つくずく住む人の、住まい方によって、魅力的に変わるものだと感じます。写真は帰りがけに寄った、大豊町のT邸。いい感じで古びて来ていました。愛される家は、好い年を取ると思いました。愛される家を創らなければと、それには楽しみながら、建てなければいけません。

坪単価のマジック。

2009年02月20日 08時43分39秒 | Weblog
写真は、高知県東部に良く見られる、石を積んだ塀。長い年月が、色を変え、寂びた風情を感じます。設備業者の方と話をしていて、近頃、坪単価を聞き高い、安いの話で、お客さんが少なくなっていると聞きました。坪単価もメーカーによって、色々定義が違い、一概に高い、安いは言えない状態にあります。安いで有名なレ@ハウス、タ@ホーム等の坪単価を、彼らの計算式に当てて、アイビーログ工房の完成坪単価を比較して見ると、香南市の土佐の現代民家は完成で41万7999円となります。これは、ひょっとすると、メーカーハウスの、完成値段より安いのではないかと思います。自由設計、全て県産の杉、桧を使い、土佐漆喰を内外に塗り、作りつけの桧の建具を付けての値段です。県の補助40万円頂いているので、さらに安くなります。坪単価のマジックで人を呼び、セールスマンとの話で契約し、顔も腕の良さも知らない大工さんが建てる家を、建てたいと思いますか?今の国政と似ています。誰も責任を取る人がいないのです。裁判が発生すれば、専門の弁護士が担当。素人の人には太刀打ち出来る物ではありません。一生の棲家を建てるなら、安いの内容を良く考え、勉強する事も大事なのでは。メーカーハウスが、50年後、建っている事は考えにくいのが、現状だと考えています。